オルロ→ラパス (Bolivia)
標高3700m、オルロ。
かつて銀山で栄えた歴史ある都市。
今もボリビア主要都市のひとつ。
ここに来て、マスク率高し。
ざっと見た感じ4割ぐらいがいまだマスク離れできていないようだ。
今なおマスクを着用し続けることに合理性はなく、もっぱら心理的なものによる。
呪術やまじないの類と変わりない。
世界のマスク状況全体を把握しているわけではないが、モンゴロイドほどマスクにしがみつく傾向が強い気がする。
人種ごとの免疫力の差異が行動心理として現れるのだろうか。
ボリビアに入ってから、ウユニを除いて閉塞した寂れた街ばかりだったが、ようやく生活感のある活気づいた街。
露店、メルカド、歩いてるだけで楽しい。
なつかしの体重計屋さん。
1ボリビアーノ(18円)で体重を計らせてもらえます。
とうに絶滅したかに思えたインターネットカフェやフォトコピーの看板もそこらで見かける。
看板が残っているだけなのかもしれないが。
いやWi-Fiの普及がこれだけ遅れているボリビアなら、いまだネットをやるためにネットカフェに行く人がいても不思議はない。
今までの国と比べると格段に安レストランが増え、外食しやすくなった。
ピケマチョ。
ウユニで食べたのと全然味が違う。
チャルケカン。
リャマ肉をおかかみたいにくずしたもの(的確な表現が思いつかない)、その下にイモがまるまる4つとゆで卵、よくわからない白い実、上にチーズ。
スイーツ屋さんやケーキ屋さんも多数あり。
Hostal Gracielaで2泊。
ドミトリー50ボリビアーノ(940円)。
個室が多く、ドミトリーは1室のみ。
初日は独占できた。
Wi-Fi爆速。
ベッド近くにコンセントあり。
これだけでリラックスできる。
難点は、シャワーの真下に便器があること。
エントランスが常時施錠されており、外出するたび、戻ってくるたびにスタッフを呼んで開けてもらわなければならないこと。
朝食付き。
キッチン、リビングは4階。
もうすっかり高度順化できているかと思いきや、4階まで階段で上がるとかすかに息が切れ、高地にいることを思い出させる。
現地人も激しい運動をすると酸欠になるというし、ホモサピエンスである限り高地完全適応はムリなのかもしれない。
2006~7年に南米を旅した時と今回はルートが全然違うが、ここオルロには来たことがあり、二度目の訪問。
あの時は高山病で鼻血出しながらたどり着き、ちゃんとしたところでしっかり休みたくて、1泊1500円ぐらいの三ツ星ホテルに泊まった。
今はそんな額で泊まれるホテルはないだろう。
オルロの先は、なんとハイウェイ。
広い路肩。
時々料金所が現れるが、自転車はフリーパス。
どこの国の援助だろう?
ろくに家屋も建てられないような国にもかかわらず幹線道路だけは立派、というのはアフリカでもよく見た。
標高3700~3900mと多少の高低差はあるものの、スティープな箇所はなく、調子良く進める。
この日たどり着いた街には4~5軒の宿があったが、いずれもシャワーなし。
20ボリビアーノ(377円)。
電気、水道、トイレがあるだけでもマシだと思うべきか。
ここに住む人々は身体を洗ったりしないのだろうか。
翌日。
天気悪いなー。
とうとう雨につかまってしまった。
たいした雨ではなかったが、自転車が汚れてしまった。
たどり着いた街の宿で洗車した。
またムダに立派な部屋で、Wi-Fiなし。
首都ラパスまでわずか70kmというところだが、ボリビアはやっぱ遅れてるなー。
La Paz, Bolivia
13326km (Total 150020km)