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サウジアラビア(Batha) → アラブ首長国連邦(Ghuwaifat) 国境越え

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サウジアラビア側 ドデカい国境。 建物がデカいわけではなく、だだっ広い道路で、かなりの距離を走行させられる。 ゲートがいくつか現れてそこで手続きするのだが、手続きの待ち時間よりもゲート間の走行時間の方が長い。 朝早い時間のせいか、交通量はまばら。 第1ゲート 係員は僕のパスポートを見て、「コンニチハ」と言ってくれた。 すぐそばの建物に入ってパスポートを提示し、レシートのような紙切れをもらう。 第2ゲート 似たような紙切れをまたもらう。 第3ゲート 第2ゲートでもらった紙切れを渡す。 以上で出国手続きは完了。 なんだろうな、この作業は。 一発でパッと終わらせられないのかな。 入国時はパスポートにスタンプされたが、出国時はなし。 サウジアラビアリヤル。 UAE側 ここも同様にだだっ広い。 いくつかのゲートが現れるが、その多くは無人のため素通り。 しばらく進むと右手にイミグレーションの建物が現れる。 他に越境者はおらず、順番待ちなし。 窓口でパスポートを提示。 質問は、「UAEは初めて?」だけ。 アイリス(虹彩認識)を撮る。 またレシートみたいな紙切れをもらう。 スタンプが押されて、完了。 30日以内の滞在であればビザ不要。 出国猶予期間として10日間プラスされる。 延長も可。 立ち去ろうとしたら、係員が「待て待て」、と水を渡してきた。 さらにコーヒーまで入れてくれた。 しばし係員と、まるで友人のように談話。 これでフィニッシュと思いきや、しばらく進むとまたゲート。 複数の係員からなんやかんやと質問攻め。 業務上の質問というよりは好奇心といった感じ。 「写真撮らせてくれよ」と言われて記念撮影。 なんだか気楽そうな仕事だな。 ここで、先程もらった紙切れにスタンプをもらう。 これでフィニッシュと思いきや、またもやゲート。 先程スタンプされた紙切れを渡す。 これでようやくフィニッシュ。 なんだろうな、この作業は。 一発でパッと終わらせられないのかな。 所要トータル50分(コーヒーブレイク含む) 両国間に1時間の時差あり。 国境周辺に両替屋は見当たらず。 ATMは最寄りのサービスエリアにあり。 ちなみにサウジアラビアでは、madaとかいう独自の決済のみでvisaやMasterは不可、という店がけっこう多いので現金もそれなりに必要。 Abu Dhabi, UAE

ジュバイル→バーサ (Saudi Arabia)

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紅海からアラビア半島を横切って、ペルシャ湾へ到達。 アラビア半島は、アフリカ大陸から引き裂かれてアジア方面へ移動中。 このプレート移動によって、ペルシャ湾やカスピ海の海底がギュッと押されて褶曲し、地下に空洞が形成される。 その地下空洞に、さらなる奥底から石油が浮上してたまり、油田となる。 よって、ペルシャ湾やカスピ海では石油ガッポガッポ、逆サイドの紅海では海底が引き伸ばされて石油がたまる余地がない。 1960年代には日本企業がペルシャ湾で相次いで油田を発見し、開発に貢献した歴史もあって、日本と中東諸国の関係は良好。 現在日本が輸入している原油の9割以上がここペルシャ湾から来ている。 対ロシア制裁の影響もあり、日本の原油輸入の中東への依存度は100%に近づきつつある。 ペルシャ湾で写真を撮っている時も、ミリタリーの車が止まり、車の中からなにやら大声で吠えられた。 完全無視していると、軍人がしびれを切らして降りてきて、「おまえ耳が聞こえねえのか?」みたいなジェスチャーをしてきた。 「おまえは礼儀を知らんのか?」と言ってやったが、英語通じない。 こっちからおまえらには何の用もない、用があるなら最初から車から降りてこっちまで来て静かに話せ、いちいち騒ぐんじゃない。 それに写真撮ってる時は話しかけるんじゃない。 湾岸の工業都市ジュバイルでは、アンマンのホステルで出会ったパキスタン人にお世話に。 彼、ナイームはサウジアラビアの大企業で働いており、もう20年もサウジアラビアに住んでいるそうだ。 「サウジアラビアに来たらぜひウチに泊まりに来なさい」と言われて、連絡を取っていた。 マンションが会社の寮になっていて、個室3部屋、フィリピン人の同僚もいて、僕は空いている1室を与えてもらった。 部屋、広い。 ホスピタリティあふれる人で、「いくらでも好きなだけ泊まっていきなさい」と言ってくれて、食事も三食用意してくれる。 サウジアラビアでは基本毎日走りっぱなしで、街に着いても観光っていう感じでもないし、ここではひたすら休養。 こういう街では安宿もまずないし、ゆっくり休ませてもらえるのは本当に助かる。 入国して1ヶ月が経過し、SIMの有効期限が切れた。 オンラインでチャージを試みてもなぜか決済できず、仕方なく街にあるSTCの店舗へ。 しかし、粗暴なサウジアラビア人の店員は英語がまったく通じず、...

リヤド→ジュバイル (Saudi Arabia)

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リヤドから脱出するにはシンプルな一本道なのだが、やはり道路の構造は完全車専用で、分岐と合流の連続、いつまでも途切れない流れのわずかなスキを狙ってなんとかかわしていき、立体交差は直進すべきなのか側道で迂回すべきなのかの判断も難しく、緊張が続いた。 ようやく、快適安全な砂漠ロードに復帰。 これも海水淡水化プラント。 マップ上に「Police Check Point」という文字を見つけて気が重くなったが、幸い何も言われずスルー。 走行中も時々パトカーが通過するが、何もなし。 頭おかしいのはメディナ州の警察だけだったか。 ハイウェイ沿いではうまいこと寝場所が見つけられなかったので、ローカルロードへ。 公園があるようだったので行ってみたが、ここは営業時間が決まっており、キャンプも禁止。 ちょうど閉園寸前で公園管理者に止められ、せっかくだから少し公園の中を見ていきなさいと言われた。 この公園、日本がつくったそうだ。 もう日没、寝場所を探しまわる時間もなく、公園敷地外の適当な場所を陣取った。 また車が止まり、アラビア語オンリーだがニコニコと人の良さそうなおじさん。 助手席の奥さんが、なんと英語で話してくれた。 「あなたはサウジアラビアで僕と話してくれた初めての女性です」と言ったら、 「サウジの女性だっていろいろよ」と言われた。 なるほどー。 すごくオープンな方だったので、ダメもとで写真をお願いしてみたら、快くOKしてくれた。 差し入れドッサリ。 紹介が遅れてしまったが、ここでは定番のドライフルーツ。 ナツメヤシの実で、デーツと呼ばれる。 まろやかでコクがあり、強い甘味。 プラムに似てるかな。 アラビックコーヒーとの相性がとても良い。 また車が止まり、デーツをいただいた。 6個で5リヤルって、これ1個0.83リヤル(32円)もするのか。 日常的に食べてるけど、自分で買ったことはないので値段は知らなかった。 日が短い。 16時半にもなるともう日没に追われる。 うまいこと道路下に潜りこめた。 天井低めだったけど、やっぱ寝るならここが一番落ち着くな。 日の出は6時半。 久々のパンク。 オークランドでタイヤ購入してから5700km走って、初めてのパンク。 やっぱタダもんじゃないな、シュワルベマラソンプラス。 走行条件は非常に良い。 日が短いにもかかわらず、ここんとこ1日130kmペースで進...