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ウルグアイ(Montevideo)→アルゼンチン(Buenos Aires) 国境越え

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フェリーでラプラタ川を渡ってブエノスアイレスへ。 ただしフェリーはモンテビデオ発ではなくコロニアデルサクラメント発。 モンテビデオからコロニアデルサクラメントまではバスで行く。 フェリーチケットにバス代も含まれている。 US$53.21。 出発は7時、これはフェリーではなくバスの出発時間。 チェックインは1時間半前ということで、朝5時半にバスターミナルへ。 フェリーに自転車を乗せるのは問題ないだろうが、果たしてバスに積めるのだろうか。 聞いてみると自転車OKだそうだが、いつもとは限らない、他の客が多ければダメな時もある、と不安にさせることを言われた。 こんなにたくさんの乗客、大丈夫なんだろうか? いけた! バスの中ではほぼ爆睡、2時間半ほどでコロニアデルサクラメントに到着。 初めての者にはいちいちわかりにくいが、クルーが親切に教えてくれる。 カーフェリーなのでマイカーの人もいる。 車の待機場所に自転車を置いてから、出国手続き。 出国手続きはパスポートとフェリーチケットを提示するだけ。 車と一緒に自転車をフェリーに乗せて、いざ乗船。 乗客はほぼ100%周辺国の人。 スペイン語ネイティブでないのは僕ぐらいだろう。 ウルグアイペソ。 コロニアデルサクラメントからブエノスアイレスまでは1時間半ほど。 ブエノスアイレスが見えてきた。 アルゼンチン入国手続き。 前回と同じく入国48時間以内に Declaración Jurada を作成しておき、PDFを提示する。 ウルグアイに入国した時、アルゼンチンの出国手続きがされていないように思えたので、入国時にトラブルになるのではと案じていたのだが、「日本人? あーそう、いいよ」みたいな感じで何の問題もなかった。 電子上の手続きのみなのでスタンプなし。 確認はしてないが、以前の滞在はリセットされて、新たに90日滞在できるはず。 その後、他のドライバーたちは荷物チェックをされていた。 警備員が僕の荷物を一瞥して、「Cannabis?」(マリファナ持ってるか?)と聞いてきた。 なるほど、ウルグアイはマリファナ合法だがアルゼンチンは違法だからか。 「NO」と答えたら、「OK」と言ってスルー。 麻薬捜査犬がいたので、もし持っていたら犬が反応していただろう。 にしてもなんて適当なやつらだ。 ともあれ、アルゼンチンに難なく再入国。 一応公共の乗り物...

モンテビデオ (Uruguay)

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首都モンテビデオ。 ブラジルのポルトガル勢力と、アルゼンチンのスペイン勢力にはさまれた小国ウルグアイ。 ブエノスアイレスにいたスペイン人が、ポルトガル勢力を阻止するために建設した都市がモンテビデオ。 軍事拠点、商業都市として発展した港町。 名の由来は、マゼランがこの地にたどり着いた時、西にそびえる小高い丘を見て「Monte vide eu」(我、山を見たり)と言ったとのことだが、諸説あり。 ウルグアイは国土も人口もパラグアイの半分以下なのに、モンテビデオはアスンシオンよりはるかに首都らしい首都。 それだけウルグアイは首都への人口集中が著しいというのもあり、ラテンアメリカでもトップクラスに生活水準が高い都市というのもある。 街並みは完全にヨーロッパ。 古い石造建築がきれいに維持されている。 海外でよく見かける「メイソウ」、久しぶりに見た。 ウルグアイは大麻合法。 大麻合法化したのは、かのムヒカ政権。 他にも、カトリック文化にもかかわらず人工中絶や同性婚も認めるなど、相当なリベラルっぷり。 ラプラタ川。 日中12℃。 この日は冷たい強風が吹き荒れ、体感は10℃以下だったんじゃないかな。 モンテビデオに向かう途中、中心地に達する手前の郊外はアルゼンチン並みに荒れており、貧しく見えた。 中心部でもホームレスがそこらで寝ている。 データ上は格差が少ないと語っているが、現実はそこまできれいじゃない。 モンテビテオではスマートシティ化が促進されているそうだが、街を歩いていてもそういった実感は伝わってこない。 路面はデコボコだし、物理的なインフラはそこまで整備されているように見えない。 それでも、早いうちからあらゆることをデジタル化、AI化していく試みは今後必ず国を有利にしていくだろう。 日本も静岡でスマートシティの実験がおこなわれているようだが、我が国はとにかく 新たな変革に対して慎重すぎる。 何でも新しいことやってみたらいいんじゃないかな。 Blanes Hostel。 しっかりした石造建築、高い天井。 ヨーロッパですな。 ドミトリー1泊445ペソ(1504円)。 朝食付き。 また労働者が多い。 ベネズエラ人やらキューバ人やらポルトガル人やら、なんとも多国籍。 皆とても気さくに話しかけてくれる。 意外に英語が通じやすい。 屋台のハンバーガーが最安で150ペソ(507円)。 食事...

コロニアデルサクラメント→モンテビデオ (Uruguay)

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ラプラタ川。 「Río de la Plata」(銀の川)と名付けられているが、実質ここは湾。 はるかボリビアやパラグアイなど内陸国、アルゼンチン北部やウルグアイの主要河川が集約されて注ぎ込む巨大な三角江となっている。 大量の土砂が運ばれてくるため水は茶色く濁り、土砂の堆積で水深は浅い。 ここから180kmほど東に首都モンテビデオがあり、対岸にはアルゼンチンの首都ブエノスアイレスがあるなど、湾岸に都市が集中している。 コロニアデルサクラメントは、もともと17世紀にポルトガルによって建設された都市で、ポルトガル様式とスペイン様式が混在する旧市街が残されている。 いきなりここへ連れてこられてここは南米だと言っても信じてもらえなさそう。 ここまで先住民が排除された旧植民支配地は初めて見るかもしれない。 巨大なカテドラルこそないが、ヨーロッパのラテン系カトリックの街そのもの。 調べた限り唯一の安宿、El Viajero Colonia Hostel。 ドミトリー1泊600ペソ(2018円)。 南米のドミトリーで2000円超とは強気の料金設定。 朝食は別料金。 どうせ朝食といってもパンだけなんだから込みにしてくれればいいものを。 これを思うと日本のビジネスホテルの朝食サービスってすげえな。 高いので長居したくなかったが、休養と街歩きのため2泊。 スーパーもやはり物価が高く、割安商品を吟味して自炊する。 大正義の鶏モモ、540gで64ペソ(216円)。 こんなまともな路面は久々。 しかもすばらしい追い風。 多少のアップダウンを除けば、何にも阻まれることなく颯爽と進める。 ウルグアイは、クリーンエネルギー大国でもある。 電力の97%を自然エネルギーによってまかなっているという。 以前は化石燃料への依存度が高かったが、ここ20年でシフトチェンジに成功している。 ウルグアイとアルゼンチンは国旗も似ている。 河原の茂みでこっそりとテント泊。 夜、何度か動物が近づいてくる足音がしたが、何だったのかはわからない。 Montevideo, Uruguay 5473km (Total 142167km)