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ニカラグア(Guasaule)→ホンジュラス(Guasaule) 国境越え

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ここもトラック行列、1kmぐらい。 車道を埋め尽くすのはふつうに迷惑。 ニカラグア側 朝6時台、空いていた。 窓口でUS$3を払う(現金のみ)。 入国時にUS$14払った上に、出国時にUS$3おかわりを要求してくる。 何らかのサービスを受けてこそお金を払うものだが、この人たちは僕に何をしてくれただろうか。 ただ通過するだけで強制徴収とか、やってることチンピラと変わらんな。 払うにしても、もっとスマートにできないものか。 現地人越境者は払ってなさそう、第三国の外国人にだけ払わせるようだ。 入国時に渡されたツーリストカードとかいう意味不明な紙切れを提示するものかと思いきや、何も求められず。 まったく、ムダに物を増やさないでくれるかな、ただのゴミじゃないか。 こんなゴミにUS$10も払わせるなよ。 それからまた領収書だかよくわからん紙切れを何枚か渡された。 紙切れが好きだな、こいつら。 それからまたしても、職業を聞かれた。 出国して去り行く者の職業を聞いてどうしようっていうのか。 この質問に対して英語で答えると通じない、というのもいつものこと。 国境で仕事する身なら基礎的な英語ぐらい勉強しときなさい。 ニカラグアコルドバ。 国境の橋も日本製。 ホンジュラス側 窓口でUS$3を払う(現金のみ)。 ドル紙幣を取り出す瞬間、7〜8歳の男の子がどこからともなくやって来て、金をせがまれた。 ドルをやるわけにはいかんので、余ったニカラグアコルドバの小銭をあげた。 90日以内の滞在であればビザ不要。 所要トータル25分。 両国側ともに、ATMも正規両替屋もなし。 その辺で立ってる両替屋に両替してもらう。 Santa Rosa de Lima, El Salvador 18705km (Total 155399km)

マナグア→グアサウレ (Nicaragua)

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マナグア中心地に、ベネズエラを崩壊に導いたウゴ・チャベス元大統領が。 富を搾取して格差を生み出すアメリカを敵視し、貧困層を救済する社会主義路線をとったチャベスの思想は他国にも波及し、反米を標榜する米州ボリバル同盟(ALBA)が結成された。 長年アメリカの圧政と干渉を受けたニカラグアも、反米国家。 ベネズエラ、エクアドル、ボリビア、キューバとともにALBAに加盟している。 中立を掲げながらもアメリカンカラーに染まったコスタリカとは水と油。 実際両国は長年にわたって国境をめぐって紛争中であり、コスタリカが永世中立国として承認されないのもこれが要因か。 理想を掲げて民衆の支持を得たカリスマ指導者が独裁化し、経済失策と政治腐敗であえなく崩壊。 歴史上とてもよく見おぼえのあるシナリオだ。 ALBAの加盟国のいずれも、今後の雲行きが芳しくない国ばかりだ。 ODAによって日本とは友好関係にあるようだが、ニカラグアの交友路線は日本とは真逆。 ニカラグアは、 ・パレスチナを承認している(現在138ヶ国が承認、日本は未承認)。 ・アブハジア共和国と南オセチア共和国を承認している(承認しているのはロシア、ベネズエラ、ニカラグア、シリア、ナウルのわずか5ヶ国)。 ・1990~2021年、中華人民共和国と断交して中華民国(現在14ヶ国が承認)を承認していたが、その後くつがえして現在は逆。 マナグアのホステルのスタッフと話をしていたら、彼は台湾を旅したことがあると言っていた。 そうそう海外旅行などしなさそうなニカラグア人がなぜ台湾?と思ったが、ニカラグアが中華民国と国交を結んでいた時期だったのだろう。 マナグア湖。 琵琶湖の1.5倍。 モモトンボ山(1297m)。 最近だと2015年に噴火している。 路面は良好、概ねフラット。 やはりニカラグアは風が吹く。 猛暑には変わりないけど。 雨季だが、日中降ることはほとんどない。 夕方から夜にかけて、短いスコールが降るパターン。 暑いので走行中に降ってくれてもいいのだが、でもまあ雨天走行はやはり良くないし、走行は前倒しにして早めに切り上げる。 レオン。 Hostal Fachente。 ドミトリー302コルドバ(1168円)。 マナグアは安宿がなかったので連泊せず、ここで2泊。 エアコンはあるが、つけてくれない。 扇風機。 一年中猛暑の中米、どういうわ...

リバス→マナグア (Nicaragua)

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ニカラグア入国。 こちらも長蛇のトラック。 この国境を越えるのにどれだけ待つのだろうか。 パナマ運河を越えるよりかかりそうだな。 ニカラグア湖。 淡水湖としては世界で10番目に大きい(琵琶湖の12倍)。 向こうに見えるのは、2つの火山を有するオメテペ島。 パナマとコスタリカはほぼ無風だったが、ここはニカラグア湖から風が吹き、多少なりとも熱を冷ましてくれる。 湖畔には無数の風車。 ニカラグアの面積は北海道+九州ほど。 メキシコを除く中米では最大。 人口は630万人。 メスティソ69%、ヨーロッパ系17%、アフリカ系9%、先住民5%。 主産業はコーヒー、バナナ、サトウキビを主とする農業。 1980年代の内戦は、アメリカの傀儡政権に対抗する反政府組織をソ連が支援するという米ソ代理戦争であった。 内戦に加えて、ハリケーンや地震などの自然災害の多発がインフラ整備を妨げ、現在経済成長はしているものの、南北アメリカ大陸+カリブ海地域ではハイチに次ぐ貧困国。 最初に現れる街、リバス。 街の風景が一変。 自転車タクシーに馬車。 店先で肉を焼く匂い。 歩いているだけで「アミーゴ!」と声をかけられる。 アメリカ仕様にされたパナマ&コスタリカとは全然違う。 これこそが中米のイメージ。 オメテペ島のコンセプシオン山(1610m)がそびえる。 予約していた宿に着くと、こんな貼り紙が。 Hostal Brisas del Omeptepe。 心底人の良さそうな主人が出迎えてくれた。 おそらくBooking.comに記載されている僕の電話番号からWhatsAppのプロフィールを見て、僕が自転車で旅をしていることを知ったのだろう。 宿の人とWhatsAppで連絡を取り合うのはごくふつうのこと。 愛らしい自転車の絵と、上手なひらがな。 心温まる歓迎、うれしい。 広々としたシングルルーム、555コルドバ(2157円)。 エアコンなし、扇風機。 共用キッチン、冷蔵庫あり。 一見ベーシックだが、細部に気遣いが見られ、ゆっくりくつろげるようになっている。 オーナー夫婦はスーパーフレンドリーでどこまでも親切、かといって過度に干渉もせず。 こんなにも誠実に気持ちが伝わってくる宿は、なかなかない。 17年前、ニカラグアでカメラを盗まれ、どいつもこいつも敵にまわって1対5ぐらいで奮闘し、結果カメラを取り返すこ...