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ブラジル(Manaus)→コロンビア(Bogotá) フライト

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マナウスの先のルートについてはさんざん悩んだ。 ベネズエラ、ガイアナ、スリナム、仏領ギアナ。 細部まで調べてみたが、どうもうまくつなげられない。 結果、コロンビアへ飛ぶ。 深夜の便。 マナウスで滞在した宿は中心地から離れていて立地が悪かったが、空港は比較的近く、7kmほど。 日が沈んでから宿を出発、空港までの道のりもアップダウンで汗が吹き出し、着いた頃にはベトベト。 また古ソックスや古Tシャツで保護。 荷物は古テントで包む。 夜間、ラッピングサービスが閉まってたらマズイなと思ったが、幸いやってた。 パッキング完了。 近頃の格安チケットによくありがちだが、チケット自体は1万9000円ほどで安かったが、預け荷物は完全別料金で、荷物2個で2万6000円ほど払い、ラッピングも2000円ぐらいしたりで、なんだかんだでトータル5万円ぐらいになり、格安感などない。 いつもは、チェックインカウンターの人がオーバーサイズの対応に慣れてなくてやたらと時間がかかったり、超過料金の支払いをするのに別のカウンターに行かされたり、なにかとバタバタするものなのだが、今回はスムーズだった。 ただ、国際空港だというのに職員の英語はごく初歩レベルだった。 出発は深夜3:45、直行便。 3時間ほどのショートフライトで、食事などのサービスは一切なし。 シートは窮屈で、前のシートに膝が当たってくつろげず、長身の欧米人なんかは不自然にを体を折り曲げて全然おさまってなかった。 5:45、ボゴタに到着。 コロンビアに入国するには事前に Check-Mig の登録が必要ということで、イミグレーションでそのPDFを見せる準備をしていたのだが、特に何も言われなかった。 質問は、滞在日数と宿の名前だけ。 スムーズに流れ、ほとんど時間かからなかった。 90日以内の滞在であればビザ不要。 出てきた自転車を見てびっくり。 輪行バッグのジッパーが壊れて、自転車の一部が飛び出してしまっている。 今回は空港職員の荒行ではなく、輪行バッグのクオリティの低さが原因。 輪行バッグって高い割にすぐ破れたりするが、ジッパーがこんな豪快に壊れたのは初めて。 生地の損傷だったらテープで補修できるが、これはもう修復不可能。 自転車本体は無傷だったのは不幸中の幸い。 次から輪行する時どうするか、考えないとな。 赤道を飛び越えて北半球へ。 気温13℃。...

マナウス 3 (Brazil)

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街のはずれに、MUSAと呼ばれる野外博物館と森林保護区がある。 40レアル(1062円)。 ジャングルウォーキング。 アナコンダやカイマンやナマケモノやタランチュラなど、アマゾン固有の野生生物を見てみたいものだが、通常は数日間のツアーに参加して奥地まで行く必要がある。 このブログをご覧の方はうすうすご存知と思うが、僕はよっぽどの事情がない限りツアーの類は気が乗らず、過去に何度かは経験してきたがあまりいい思い出がない。 ここは個人で気ままにジャングルを散策できる。 野生動物との遭遇はないが、熱帯雨林を体感するだけでも経験しておきたい。 直射日光は避けられるが、湿度が高く風も入ってこない。 42mの展望タワー。 最上部からの眺め。 世界最大の森。 面積は日本の14.5倍、世界の熱帯雨林の半分を占める。 木々の生存競争。 日光を浴びるため、他の木を押しのけて上へ上へと伸び続ける。 このタワーより高い木もある。 最上部の木が枯れて朽ちると、ナンバー2の木が待ってましたとばかりに伸び始め、ナンバー1の座につく。 幾層にも重なる構造の中で、ヒエラルキーの交代が繰り返されている。 アマゾン熱帯雨林はこの半世紀で20%が消失し、現在も減少中。 伐採された土地の70%は牧草地となる。 もう二度と元に戻せない限界点が刻々と迫る。 マナウス市街。 アクアリウム。 ピラルクーも野生のものは保護されており、食用や観賞用で売られているものは養殖。 水槽越しに見るだけでも、貫禄あるな。 他はだいたいナマズ系。 宿からMUSAまで片道20km。 やはり炎天下、ひたすらアップダウン。 日々、どこへ行くにも自転車。 ブラジルの都市には自転車レーンがあるものと思っていたのだが、マナウスにはない。 自転車レーンはおろか、道のつくりは露骨に自動車中心で、歩行者や自転車の存在はほぼ考慮されていない。 信号も極端に少なく、交通量が多いので流れが途切れず、道路を横断するのも一苦労、分岐やラウンドアバウトも命がけ。 片側3車線、計6車線でガンガン行き交う幹線道路なんかは、永遠に渡れないんじゃないかと思う時さえある。 やはり人の振る舞いを決定づけるのは環境なのか、こういった道路環境だとドライバーも歩行者や自転車を想定した運転をせず、より傍若無人に荒っぽくなる。 たしかに自転車に乗っている人など僕以外にあまりいない。 ...

マナウス 2 (Brazil)

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フェリーでアマゾン川を横断。 観光用ではなく地元民の移動用のフェリーで、なんと無料。 無数の支流を持ち、複雑に入り乱れるアマゾン川。 1本の明確な川ではなく、アマゾン水系と言った方がふさわしいかもしれない。 マナウスと接しているのは、コロンビアを源流とするネグロ川。 その名のとおり、黒い。 この黒さは、熱帯雨林から流れ出るタンニン。 酸性のため、生息できる生物も限られている。 ここで、アマゾン川本流であるソリモンエス川と合流。 色の違いが見えてきた。 アマゾン川本流は、ブラジルの上流側ではなぜかソリモンエス川と呼ばれる。 ここマナウスでネグロ川と合流してから、再びアマゾン川となる。 ややこしい。 ソリモンエス川はペルーを源流とし、急峻な渓谷の岩石や土砂が溶け込んでいるため、茶色い。 ネグロ川とは水質が著しく異なるため、両者はしばらく混じり合うことなく流れる。 観光船ではないこのフェリーは一定の速度で進み続け、うまく撮れなかった。 サテライトで見るとその境界が明確。 合流地点を超えると一変。 水質が異なるため、生息する生物も異なる。 こちら茶色のソリモンエス川には、ピンクのカワイルカがたくさん泳いでいる。 水面上に浮かび上がるのはほんの一瞬なので、残念ながら撮影はできず。 1時間ちょっとで対岸に到着。 距離は13km、ただ川を渡るだけなのに、スケールでけえな。 対岸にも店が何軒か集まっているが、特に何もせず。 同じフェリーでマナウスに戻る。 炎天下ですごく暑いけど、このゆったりとした船旅はとても気持ちいい。 美しい。 再び合流地点。 今度は動画撮影。 そしてまたネグロ川。 川の長さにおいては諸説あって現在世界2位となっているが、その流域面積と水量においては他のいかなる河川をも圧倒している。 平均水深は40m、最深で120m。 流量は世界の全河川流量の15~18%を占める。 そして多種多様な生態系。 世界最大の川、と言って差し支えないだろう。 ランチはアサイー。 フェリーは無料なので晴れていれば何度でも来たいところだ。 しかし宿から港まで片道20km、炎天下でひたすらアップダウン、なかなかキツイ。 ネグロ川にかかる橋。 川の上にかかっている部分だけで軽く3km以上はある。 ビーチリゾートもある。 どこからどう見ても海でしょう。 でもアマゾン川なのです(正確にはネグロ川)...