伊勢
紀伊半島に上陸。 ここから関西弁。 伊勢神宮。 あらゆる神社の最高位。 外宮(げくう)。 一日を通して降水確率80%の予報が大外れ。 日本の創世記、日本人のルーツにも関わる伊勢神宮。 その伊勢神宮に、現代日本の俗世サービスの結晶である快活CLUBから徒歩で参拝。 Tシャツ短パンサンダルの無礼に御容赦を。 たとえば京都なんかは、度を越したオーバーツーリズムで当面は近寄る気にもなれない。 しかしここは混雑というほどでもなく、しかも大半が日本人。 静かでホッとする。 外宮では、食物を司る豊受大御神(とようけびめ)が祀られている。 外宮の正宮(しょうぐう)。 この先は撮影が禁じられている。 外宮のすぐ北にある、月夜見宮(つきよみのみや)。 ここでは、月読命(つくよみのみこと)が祀られている。 月読命は、天照大神(あまてらすおおみかみ)の弟。 内宮(ないくう)。 外宮から南東に4kmほど離れている。 内宮では、天照大神が祀られている。 日本各地にある天照大神を祀った神社の総本社が伊勢神宮内宮である。 五十鈴(いすず)川。 「川に投銭をしないでください」という看板があるにもかかわらず、川底には多くの硬貨が沈んでいる。 外宮にも内宮にも、無数の小さな神社がある。 20年ごとに新しく建て替えているため、さほど古さを感じさせない。 総計125の神社の集合体が伊勢神宮。 敷地の広さも日本一であり、伊勢市の20%が伊勢神宮。 内宮の正宮。 ここから先は撮影が禁じられている。 歴史とは、ひとつの権力である。 天武天皇が古事記と日本書紀を編纂させたのは、天皇の権威を根拠づける意図があった。 神話は事実と創作の混織であり、国ごとに権力者によって管理されてきた。 天皇は、日本の建国神話の主役である天照大御神の血統であるとし、太陽の女神として華々しく描く必要があった。 国を治めてきたのは権力者によるこういったストーリーであり、現代の我々の意識下にもそれは流れている。 以前は五十鈴川に放たれていたが、硬貨を喉に詰まらせるコイが後を絶たないため、現在は池で保護されている。 久しぶりに、すき家でキング牛丼を食べた。 なんと、1880円。 値上げしすぎでしょ、牛丼1杯に1880円って。 しかもたいして腹膨れないし。 定食2人前頼んだ方がおトクだな。 和歌山県東牟婁郡那智勝浦町 3389km