サンペドロデアタカマ (Chile)

標高2400m、サンペドロデアタカマ。
世界一乾燥していると言われるアタカマ砂漠だが、街に到着した時は雨だった。
名の知れた観光地だが、街に入るとなんと未舗装。

街の背後にリカンカブール山(5916m)がシンボリックにそびえる。

一般的には標高2400mの街は高いところと思われるかもしれないが、標高4800mから急降下してくるととても低く感じ、とても暑い。
空気の薄さはまったく感じず、深呼吸する必要もない。

両替屋はたくさんある。
これから向かうボリビアの通貨ボリビアーノを入手。
当然だが、USドルからの両替は好レート、ペソからの両替は悪い。

チリペソの処理も兼ねて、床屋に行った。
6000ペソ(943円)。
まだそこまで伸びてなかったが、キャンプ生活には髪は思いっ切り短くした方が楽。

めずらしくレストランにも入ってみた。

こういうスープ系はおいしい。
チリ料理にはパクチーがたっぷり入っている。
3000ペソ(471円)。

そこそこの規模の街だが、小さな売店が大半。
スーパーと呼べる店は2軒しかない。

ボリビア走行に向けて、これでもかというぐらい食料と日用品を買いこんだ。
この街に来たのは、物資の調達が第一の目的。

コカの葉を探したのだが見つけられず、コカ茶を買った。

お肌がひどいことになっている。
ドス黒く焦げ付いて皮がボロボロとはがれ落ち、ヒリヒリと痛む。
唇もヒビ割れ、人と話して笑うたびにピキッと割れる。
さすがになんとかせねばと、日焼け止めクリームを買った。



Hostal La Casa Del Sol Nacienteに滞在。

ホステル兼キャンプ場。
キャンプ6000ペソ(943円)。

日中のテント内は、10分で死ねるほどの暑さ。

非常に混んでいる。
リビングにはコンセントが多数あるが、客が多すぎてけっこう争奪戦になる。
Wi-Fiも、アクセス数が多すぎて接続不可になることが多い。
SIMでつなぐにも、電波状況が悪い。
2023年にもなって、ネットと充電にこんなにも忍耐を強いられるとは。

こんな気候なので仕方ないが、シャワーの水量もとても不安定。
ちょろちょろと滴る程度の水量で、なんとか洗い流す。

僕が調理していると、誰もが「いい匂いだね」、「おいしそう」とリアクションしてくれる。

単純に、醤油の匂いだろう。
南米でも醤油はごく一般的に売られているが、炒めものに使うことはないのかな。
現代の旅行者は西側文化圏の人しかおらず、東側文化圏はいつも僕一人だけ。
たしかに僕が調理している時だけ異質な香りが漂っている。


San Pedro de Atacama, Chile



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