ムルン→ハトガル (Mongolia)
ムルン。
外国人旅行者が少々集まる街。
英語が通じる宿がけっこうある。
朝食付き、45000トゥグルグ(2048円)。
宿というよりは、完全に民泊。
部屋というよりは、家のリビングにあるベッドに寝させてもらう。
リビングは英語教室になっており、住み込みのフランス人が現地の子供に英語を教えており、オーナーの奥さんも英語の先生のようだ。
レビューを見て、シャワーありとの情報を確認してここを選んだのだが、今は使えないそうだ。
水道もなく、トイレは離れのボットン。
モンゴルってここまでの国だったっけ。
キャンプが続いて、街に着いて、ようやくシャワーを浴びれると思いきや。
6年前は、宿に泊まってシャワーを浴びれなかったという記憶はないのだが。
地域の格差なのかな。
近くにシャワー屋さんがあり、連れて行ってもらった。
30分、4500トゥグルグ(204円)。
シャワーを商売にしているだけあって、ちゃんとお湯も出て、排水口が詰まることもなく、まともに浴びれた。
もちろんこのシャワーで、汚れきった衣類も洗ってしまう。
翌日。
進路は北へ。
横風。
また交通量減少。
時折現れる湖は凍っている。
アップダウンは相変わらず。
静。
こっそり撮ったつもりだったのに、なんでこの距離で気づくんだ。
川。
フブスグル湖畔の街、ハトガルに到着。
若干ツーリスティックで、観光客用のゲルやコテージが並んでいるが、人気はなくひっそりとしている。
Energy Guest House。
US$11。
オーナーのおじさんは、英語はかなりあやしいが、とても人が良い。
シャワーは一応存在はしてるが、今は水がないらしい。
モンゴル最大の貯水量を誇る湖がすぐそこにあるのだから、ちょっと掘れば水は豊富に利用できそうなものだが、そういうものではないのか。
Wi-Fiなし。
電源は問題なし。
洗面所には小さなタンクに水が貯めてあり、歯磨きぐらいはできる。
天気崩れ、また雪。
不便なところだが、連泊休養。
水に関しては不便だが、スーパーはあり、物資補給には困らない。
これ、すごくおいしい。
世界一のカップラーメン大国である日本でも、マトンラーメンはないのではないか。
まあマトン肉が入っているわけではなく、あくまで風味なのだけど。
カップの中に、伸縮式の箸。
これも日本にはないアイディアかな。
捨てずに取っておきたいぐらい。
宿にはレストランも併設されており、オーナーがひとりでつくってくれる。
ヤクの肉。
ロシアでもよく食べた、ボーズ。
天気回復。
モンゴルの海、フブスグル湖。
面積は琵琶湖の4.1倍。
アジアでも有数の貯水量、モンゴルの淡水の70%がここにある。
湖面標高1645m。
水は冷えにくく温まりにくい。
春が来てもしばらく湖は凍り続ける。
すぐ北東には、かのバイカル湖がある。
フブスグル湖は、バイカル湖に次ぐ世界2位の透明度を誇る古代湖。
今は国境で隔たれているけど、太古の昔はひとつの湖だったんじゃないかな。
パンデミックによる中断があったが、2018年にバイカル湖からスタートした旅、ぐるっとまわって戻って来たような感じ。
バイカル湖はツルッツルでほとんどこげなかっけど、ここは程良い摩擦。
気持ちいい~。
あそこ、溶けてるじゃん。
バイカル湖と同様、そのまま飲める水質。
Murun, Mongolia
33282km (Total 169976km)