パソカノアス→マヌエルアントニオ (Costa Rica)

コスタリカ入国。

路肩消失。

交通量が減ったので、路肩なしでもまだなんとか。
クラクションは半減、まったく鳴らないわけではないが。

パナマと同様ここも、ボロ宿はあっても安宿はない。

14000コロン(3635円)。
エアコンなし、扇風機。
Wi-Fiあり。

コカコーラ1.5L、1110コロン(288円)。
牛乳1L、1300コロン(337円)。
食パン450g、2550コロン(661円)。
スシライス1kg、5970コロン(1534円)。

うなぎのタレを発見。

この国にうなぎなんてないだろ。
300gで7600コロン(1974円)。
誰が買うんだ。

こんなちっこいプリンが2600コロン(675円)。

庶民の味方、内蔵。
牛レバー545g、1444コロン(374円)。

クオリティが上がって物価が上がるのなら仕方ないかとも思えるが、ラテンアメリカのクオリティでただ物価だけが跳ね上がるのはやりきれない。

森林が増え、木陰で涼める。

コスタリカの面積は四国+九州ほど。
国土の26%が国立公園などで自然保護指定されている。
森林率は59%。

人口は515万人。
白寄りのメスティソ94%、黒人3%、先住民1%。

主産業はコーヒーやバナナを中心とする農業、観光業など。
1人あたりGDPは中米ではパナマに次ぐ。

非武装中立国。

軍を保有しない国は世界に23ヶ国あるが、そのほとんどは耳になじみのない小さな島国か、ヨーロッパのミニ国家。
陸続きである程度のサイズの国だと、パナマとコスタリカだけ。
パナマはアメリカの侵攻によって軍が解体されたのに対して、コスタリカは憲法で恒久的に軍の放棄が定められ、永世積極的非武装中立を宣言している。
有事には徴兵制で軍を組織できることになっているが、基本的には外交でうまく立ちまわるスタンス。

そういえば、日本の憲法にもそんなことが書いてありましたね。
日本の軍事費(防衛費)は6.7兆円、年々増加傾向。
軍事力は抑止力、軍隊(自衛隊)が不要だなんて思わないが、もしこの分の出費を他のことに使えたらそりゃすばらしい。

コスタリカはリスクを負った上でそんな思い切ったことをしているわけだが、やはり大きな影響力を持たない小国ならではの特性が否めない。

永世中立国は世界に3ヶ国。
スイス、オーストリア、トルクメニスタン。
コスタリカも宣言はしているが、国際的に承認されているのは上記の3ヶ国のみ。
いずれも軍を保有しており、コスタリカが承認されるのなら、世界で唯一の非武装永世中立国となる。

スイスのように重武装によって防衛するわけでもなく、日本のように米軍基地を置くことによって周辺国とのパワーバランスを維持するわけでもない。
コスタリカのこの気概は見上げたものだが、隣国のニカラグアとは敵対関係にあり、どのように衝突を回避するのか参考にしたいところだ。

路肩誕生。

このスペースが確保されるだけでどれだけの安心感が得られることか。
永遠にこれをキープしてほしい。

海辺のキャンプ場。

5000コロン(1297円)。
物価は高くても、キャンプ場がたくさんあれば宿代をセーブできる。

広いテントサイト。

各サイトに屋根あり、照明あり、水道あり、電源あり、洗濯ロープまであり。
そしてWi-Fiあり。
完璧じゃないか。

敷地内にイグアナたくさん。



電源があれば、キャンプ場でも燃費ゼロで調理できる。
やっぱ電気コンロは必需品だな。


またしても、世にも恐ろしい無風の熱帯夜。
夜が更けてもまったく気温が落ちてくれない。
Wi-Fiあるのでテント内で寝そべりながらネットやってリラックスしたいところだが、暑すぎて寝るギリギリまではテントに入れない。
眠りにつけたのは深夜2時頃、走行は午前中に集中したいので起床は4時。

ずっとジャングル走行かと期待したが、けっこうプランテーション。


太平洋。


どこでもイグアナ。

時々見かけるこの石球は本物なのか、レプリカなのか?

あまり新しさを感じず、やけにリアルなのだが、本物ならこんな無防備にはしておかないかな。


Manuel Antonio, Costa Rica

17865km (Total 154559km)



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