烏頭山統一展望台 (South Korea)
飛行機に乗るたびに、何かしらぶっ壊されている。
ブルックスのプレートが・・・
応急処置。
押し込んだだけだけど。
まためくれてくるかな。
走行開始。
韓国では、Google Mapsのルート検索ができない。
北朝鮮とは休戦中であって終戦はしておらず、国防の都合上だとか。
他の機能は使えるのにどうしてそれがルート検索できないことにつながるのかは不明。
「KakaoMap」と「Naver Map」ならフル機能で使える。
韓国は自転車道が網羅されており、いずれのマップでも自転車道を表示させることができる。
まずはソウル、ではなく北朝鮮へ。
すごい静か。
韓国は日本やフィリピンより人口密度が高いはずだが、あまり人気がなく、店も少ない。
ドライブマナーは非常に良い。
そして何よりも!!!
クラクションが鳴らない!!!
クラクションが鳴らない!!!
クラクションが鳴らない!!!
これだけでもう合格。
見かける車の9割ぐらいが、ヒュンダイかキア。
残りの1割が、ドイツ車など。
一度だけ、レクサスを見かけた。
日本は韓国車が売れない国だとよく言われるが、韓国こそ見事なまでに日本車を排除している。
日本車を見かけない国なんて初めてだ。
北朝鮮を眺望できる展望台へ。
展望台は、以前は有料だったが現在は無料。
以前はふもとから展望台までシャトルバスが運行しており、徒歩自転車でのアクセスは不可だった。
現在は自力でアクセス可。
16℃。
涼しい~。
やっとこさ灼熱からの解放。
もうしばらく暑いのは勘弁。
皆、冬の格好をしている。
半袖短パンは僕だけ。
烏頭山統一展望台。
大型バスでたくさんの観光客がやって来る。
声デカッ。
中国人か。
ワーワー騒ぎながら写真を撮るのはいいけど、中国人のあのずば抜けた声量は何だろう。
なかなかの眺望。
38度線。
対岸は北朝鮮。
ガランとした建物と、畑。
人間までは見えない。
東西ドイツは統一されたのに南北朝鮮は統一されない要因は、周辺国のロシア勢力に対する抵抗感の温度差だろうか。
歴史のいたずらで誕生した突然変異種のような北朝鮮だが、今も昔も独裁が広く根付くアジアでは、民主化された韓国の方がむしろ異端として見ることもできる。
環境が激変して在来種が死滅した時、突然変異種が適応して生存することで種全体の絶滅を免れる、というのは生物の歴史ではよくあること。
どうなるかわからない未来のために、突然変異国家をストックしておくメカニズムが作用しているのかもしれない。
人間もまた自然の一部。
北朝鮮側の監視塔かな。
1910~45年の35年間、朝鮮半島は日本だった。
日本が敗戦したことで、米ソにより南北に分断。
もう80年近くになるが、分断されて離れ離れになったままの肉親や友人への思いもあるのだろう。
戦後、北朝鮮に呼び戻された在日朝鮮人もおり、その後戻って来ることはなかった。
Seoul, South Korea
31844km (Total 168538km)