キャンディ→アヌラーダプラ (Sri Lanka)

ダンブッラ。




ようやく落ち着く道。
交通量が減り、路肩もまとも。
傍若無人なバスが消えてくれるだけで、道はこんなにも変わる。
しかもフラット。

田園。




コミカルなシンハラ文字。

渦巻き状、ほぼ曲線。

シンハラ文字もタミル文字も、いずれもインドのブラーフミー文字から派生しているが、それぞれあまり似てるようには見えず、ユニークだ。

唐突に日の丸。

こんなところに日本語学校。

スリランカは観光立国。
ガイドの仕事をしている人なんかは日本語を話せる人が多い。
しかし、ほんの数年前まで日本人旅行者たくさん来ていたのに今はすっかり消えてしまった理由を皆さんまだ知らないようで、たびたびそのことを聞かれる。
こんなめんどくさい言語を学ばせておいて、今後もう使うことはなくなってしまったなんて、なんか申し訳ない。

サルも多いがイヌも多い。

大半は死んだように寝ているが、たまに吠え立てたり追いかけてくるのもいる。

アヌラーダプラ。

紀元前より栄えた古都。
仏教聖地でもある。

巨大なストゥーパがいくつもある。

入場料US$25ということだが、歴史地区全体でチケット必要というわけではないようなので、無料で歩けるところだけを歩く。
お金を払って寺院を見学というのは、僕のやりたいことではない。
これだけ巨大なストゥーパなら少し離れたところからでも見えるし、古都の空気を感じながらのんびり散策できればそれでいい。

いつも見るサルとは別種、やや大型。

クジャク。

ネパールでも野生のクジャクを見た。

麗しい。

長い羽を持つのはオス。
メスへの求愛行動として羽を広げる。
ふだんはジャマになるんじゃないかな。

長~い。



東南アジアでよく見たミズオオトカゲと同種っぽい。

オオトカゲって、なんで英語だとmonitorって呼ばれてるのかね。
諸説あるようだけど、不思議なネーミング。

カササギサイチョウ。

この1個余分なクチバシは何のためにあるのか。

マレーシアの国鳥もサイチョウの仲間で、やはり1個余分なクチバシが付いた鳥を見た。

エジプトのピラミッドと張れるぐらい巨大な古代建築物。

中米の遺跡めぐりでもそうだったが、動物との出会いに興奮してしまって、文化遺産はそっちのけになってしまった。




ここは観光地だが、外国人向けのレストランが見当たらない。
ハンバーガーとかで無難にすませたいのだが、仕方なく意を決してローカルレストランへ。

「辛いもの食べられないのでノースパイシーでお願いします」

「大丈夫、全然辛くないよ、ノースパイシーだよ」

本当に本当に辛くないのね、と何度も確認。

!!!!!

唐辛死!!!!!!!!!!

痛い痛い痛い痛い痛い痛い痛い痛い痛い痛い!!!!!!!!!!

コロンボで爆死した激辛パスタはジワジワと来たが、これは一口目でいきなり唐辛死。
口全体が大火傷。
コーラとスプライトを一気に飲み、異変に気づいた店主が水を持って来て、口内に付着した辛子成分を洗い流す、しかしまったくおさまらない。
噴き出す汗。
こぼれる涙。

・・・ギブアップ。

二口食べて、三口目で全身拒絶反応。
出されたものは何であれ完食するという信条は、もろくも崩れた。
気合と根性で画びょうを食べることはできないように、気合と根性でこんな毒の塊、物理的に不可能。
大切な食べ物を、どうしてこんな風にしてしまうのだろう。

もう一生二度と絶対に、スリランカのカレーは口にしない。
そしてスリランカ人の言う「辛くないよ」は絶対に信用しない。

店を出ると、腹痛。
胃が燃えている。
こんなの食べ物じゃない。
傷害罪で訴えるよ。

一気に食欲が失せたが、栄養は摂らなければならない。
まともなスーパーもなく、売店もろくな食料がなく、クリームパンとヨーグルトを晩飯とした。

クリームパンといっても、クリームは入っていない。
ひたすら喉が渇くパン。

夜、就寝。
まだ口がヒリヒリする。
胃が不快。

蛍ではないが発光性の虫が室内に入って来て、ピカピカと光っている。
まだ死にたくない。


Mihintale, Sri Lanka 

30068km (Total 166762km)



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