ゴベルナドルグレゴレス→トレスラゴス (Argentina)

荒涼とした大無人地帯に突如現れる街。

またどうしようもなく寂れた街かなと思いきや、意外にきれいで活気もある。

久々のホテル泊。
きれいでまともだ。

3000ペソ(1560円)。
バスルームは共用。
他に客はおらず、バスルーム共用でもなんら支障なし。

ブラジルからアルゼンチンに来た時はボロいなーと感じたが、チリからアルゼンチンに来るとしっかりしてるなーと感じる。
チリの建物はどこも、歩くとギシギシときしむ音がした。

スーパーで買い物すると、やはり物価がかなり上がっている。
僻地にになったせいだろう。
アルゼンチン北部~中部では笑ってしまうほどウキウキで買い物していたが、今はチリよりは安いなーぐらいのテンション。
南下し続けるとさらに高くなるだろう。
ツーリスティックなところに立ち寄ればなおさらだ。

食費より宿代が安くすむ方が助かる。
チリで同じような条件の宿に泊まったら6000~7000円はするんじゃないかな。

2ヶ月前にメンドーサで両替した時のアルゼンチンペソがまだ残っている。
このブログでは両替した時のレートで料金表示する。

電波はある。
でもこんな小さな街で電波があっても、宿でWi-Fiつながるのであまり使わない。
街を離れたらどうせまた消失するだろう。

2泊した。
スーパーへの買い出し以外はずっと宿にこもって休養。

ブエノスアイレスやメンドーサで聞いたデモの不気味な歌(?)が外からずっと聞こえてきた。



向かい風。

向かい風の時は、多少のアップダウンやカーブなどの変化が出てきてくれた方が気が紛れる。
フラット&ストレートで逃げ場なく一定の逆風を受け続けるのは、なんともこたえる。

レア。

家畜も野生動物も、僕を見るや怖がって逃げて行く。
フェンスを越えられなくてパニックになるレア。

何もしないから、そんなに怖がらないでよ。

フェンスに引っかかって身動きがとれなくなったグアナコの死体があちこちに見られる。

かわいそうに・・・

脚が引っかかって、ひっくり返ってのたうちまわって、後はただ死を待つだけの絶望。
無惨としか言いようがない。

おっ、近くにメシ屋でもあるんかい?

130kmって、、、、ふざけんなよっ。

ここで残念なお知らせ。

舗装終了、未舗装再び。

変化が欲しいとは言ったけど、こういう変化は違うよ。

事前にマップをチェックしていたのでわかってはいた。
パタゴニアでは幹線道路でも未舗装エリアがあったのは記憶に残っている。
15年もたてば少しは改善されたのでは、という淡い期待も儚いものとなった。

またゴッツゴツのガッタガタ。
さらにけっこうなアップダウン。
進まねー。

久々の道路下の排水路泊。

幅はギリだが立っても頭をぶつけないほどの高さ。
風も防げて、誰からも見られない。
やっぱ排水路は落ち着く。

大群。




またパニクるレア。

何もしないから落ち着いてー。


75kmほどの未舗装を終えて、舗装復活。

ここから、鬼の追い風&下り。

ついさっきまで6km/hぐらいで苦戦してたのに、ここでは60km/h出た。

トレスラゴスという小さな街に到着。

キャンプ場でキャンプ。
1800ペソ(936円)。

街全体が防風林で囲われており、キャンプ場も壁と木で守られている。
恐ろしい風の音だけが聞こえてくる。

数十人もの学生の集団キャンプとかち合ってしまった。
比較的お行儀の良い子たちだが、やっぱ落ち着かんな。

日はさらに長くなり、22時でもまだ少し明るい。
そろそろ就寝という頃、学生たちがBBQを始めやがった。
若者が騒いだり夜更かししたりするのは自然なことだが、この時間でメシっていうのがね。
なんとも、このシエスタンどもめ。
これから食べ始めるのではなく作り始めるところなので、相当な長丁場になる見込み。

旅において、イヤホンというのは超重要アイテム。
騒がしい時には耳をふさいで気持ち良い音楽を聞きながら寝るしかない。
昔は「静かにしてくれないか」と注意することもあったが、今は変に抵抗せず関わらず、攻めよりも守りを優先している。
深夜に一度二度目がさめたが、まだ若者たちの声が聞こえた。
イヤホンがなかったら一睡もできなかったかもしれない。


El Chalten, Argentina

10068km (Total146762km)



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