プエルトモント 2 (Chile)
雨のため停滞。
ホセがローカル向けのメルカドへ連れて行ってくれた。
強引な客引きはいないし、値段も安め。
どれもこれもサイズ大。
ウニも売ってる。
それからホームセンターへ。
ガスを購入。
今持っているガスでもまだしばらくはもつが、今後のキャンプに備えておくに越したことはない。
ずっとOD缶を使用してきたが、ここであえてCB缶を買ってみた。
2790ペソ(432円)。
CB缶の方が安い。
日本で買った変換コネクターをここで初めてテスト。
これによってODもCBも両方使用できる。
ODの弱味は、なんといっても普及度の低さ。
CBは、アウトドアがさかんでないような国でもけっこう売ってる。
日本でも、コンビニやスーパーで売ってるほどなじみがある。
あとは、寿命がどんなものか。
ガスの単純比較はなかなか難しいが、あまりに寿命が短かったりしたらODが優れているということか、それはこれから確かめていく。
おウチに帰って、すぐさま食事の準備。
なんと刺身。
醤油もあり。
日本を思い出す。
ホセも息子も素手でつまんでいたので、僕はたまたま持っていた割り箸を提供。
でもふたりとも箸を使えないようで、結局素手で食べ続けていた。
ホセはナイフ職人でもある。
料理に使う包丁も、彼の手製。
晴れた!
晴れた隙に、外で火を起こす。
斧も手製。
すごい人だな。
肉と野菜を炒めて、
なんとその上に貝を!
そして、雹!
1日に何度もこれが繰り返される、激しく変わりやすい天候。
すかさず鍋を家の中へ。
豪快鍋!
鶏に豚にソーセージに野菜に魚介。
ごっちゃ混ぜのごった煮。
いやー、ぜいたく。
3人でシェアしたが、半分以上は僕がたいらげることとなった。
そして、虹。
ホセは英語を話せないのでスペイン語のみでのやり取りとなるが、とても話しやすい人。
英語であれスペイン語であれ、こちらがついていけてないのをまったく意に介さず一方的にしゃべり続ける人が多いが、そういう人と接していてもこちらの語学力は一向に伸びない。
ホセは僕がわかるようにシンプルな言葉を選び、理解できてない時はさらにわかりやすく言葉を替えてくれる。
僕もこういう人にはしっかり伝えようと、こまめに言葉を調べ、ふだんは使わないような言い回しも駆使する。
この3日間でだいぶ伸びた気がした。
職人としての技巧も並外れている上に、家事も優秀、人間性も優しく大らか。
それに見合うお返しができない僕としては、自分の旅の体験談を紹介して、せめて彼を楽しませることに費やした。
いい旅をしよう。
Hornopirén, Chile
8446km (Total 145140km)