アコンカグア 1 (Argentina)
いざ、山へ。
南北アメリカ大陸の太平洋側は全域、大山脈地帯となっている。
ロッキーだとかアンデスだとか名前は違えど、海と陸のプレートテクトニクスによってギュッと押し出された巨大なエネルギーを肌で感じる。
トンネルを抜けると、、、
いい感じになってきた。
やっぱり山はいいねー。
広大な谷。
勾配はそれほどキツくなく、少しずつ高度を上げていく。
標高1600mほどでキャンプ。
中秋(南半球では中春?)。
さんさんと輝く月光。
ライトなしでも外を歩けるぐらい明るかった。
朝、0℃。
相変わらず出来損ないの道路に多すぎる交通量。
朝っぱらから大型車がガンガン迫りくる。
やっぱり大自然はいい。
今までも人工的な物は少なかったが、ファームではあまり自然は感じられない。
しかし交通量が多すぎる。
いくらなんでも大型車が多すぎる。
心臓に悪いあのノイズがずっとつきまとう。
そろそろ(ようやく)、ハブダイナモによる充電を始める。
ハブの回転速度によって供給電力が変動し不安定なため、スマホに直接つなぐのはNG。
モバイルバッテリーにつないで蓄電する。
ケーブルがジャマにならないよう、うまいことおさめる。
走行中はこんな感じ。
USBケーブルはともかく、導線が弱くて、引っ張ると簡単に抜けたり切れたりする。
ハンドルを曲げ切っても導線が突っ張らないぐらいに余裕を持たせておく。
防水性は低そうなので雨天時は使用しないが、使用しないにしてもハブ側の接続部は浸水して錆びたりしないだろうか。
テープでも巻いて簡単な防水措置をしておくか。
1日走行してチェックしてみると、ちゃんとフルチャージされてる。
これで、このシステムが壊れない限りUSB電子機器の充電問題は解消される。
標高2500mほどでキャンプ。
久々の高地。
この程度の標高でも酸素の薄さを感じる。
もっと進むつもりだったが、こういう時は控えた方がいい。
高山病をあなどってはならない、何度も痛い目にあってきたから。
あいにく、川の近くにテントを張れず。
一晩で消費する水の量はけっこうなもので、川の水を利用できるかどうかでだいぶ変わってくる。
ただ、ここは電波がバッチリでネットが使えた。
しかも4Gでハイスピードだった。
チリとの国境近くで軍事施設が点在しているためだろうか、こんな山奥でも電波は安定している。
Los Andes, Chile
7038km (Total 143732km)