アンマン 1 (Jordan)
空港からアンマン旧市街まで30kmちょっと。
標高900mほどまで登って、780mぐらいまで下降。
当たり前だが、何もかもがニュージーランドとは違う別世界。
車優先。
分岐や合流や交差点において、このまま行くとぶつかるよね、っていうタイミングでも車はとりあえず突っ込んでくる。
こちらから譲ってあげたり逃げ回ったりしないと、本当に殺される。
クラクションは、鳴る。
交通に関しては中南米の方がよっぽど進歩しているようだ。
そもそもアラブ圏では、自転車の普及度がとても低い。
乗り物ヒエラルキーの最下層で、子供のおもちゃのごとく見下されてる感もある。
もちろん道路は自転車の存在を想定したつくりになっていないし、もちろんドライバーは自転車の存在を想定した運転をしていない。
宿に到着。
しかしこの階段を登らなければならない。
Farah Hotel。
イギリス統治領だった影響か、英語の通用度はとても高い。
店でも宿でも、ほぼ英語で問題ない。
ドミトリー5ディナール(1056円)。
エアコンあり。
もちろん自由に使える。
明らかにヨルダンより経済力のある中米のホステルで、エアコンの支配権が完全にスタッフに握られ酷暑にもかかわらず夜間しかつけてくれなかった腹立たしい記憶が蘇ってきた。
各ベッドにコンセントあり。
Wi-Fiも調子良い。
お高い先進国ニュージーランドのホステルで、各ベッドにコンセントがなかったりWi-Fiが有料だったりした腹立たしい記憶が蘇ってきた。
トイレットペーパーは流せない。
なつかしの、セルフウォシュレットのホースがある。
シャワーは一応お湯が出るようだが不安定で、水のみの時もある。
バスルーム3つのうち2つは鍵が壊れている。
キッチンはあるが狭く、自炊する人はほとんどいなさそう。
水道の蛇口をちゃんと閉めるのにコツがいる。
ロッカーは一応あるようだが有料。
自転車は地下に置かせてもらえる。
宿の壁に描かれた中東の地図。
イスラエルが存在しない。
2012年ヨルダン旅行の記録によると、1ディナール=109円。
2023年現在、1ディナール=211円。
もう終わりだねこの通貨。
ヨルダンといえば、入場料がヤクザで悪名高いペトラ遺跡。
2012年の記録によると、50ディナール(5594円)。
当時から高すぎだろってブーブー文句を言っていた。
またさぞかし値上げしたのだろうと思ってチェックしてみたら、現在も変わらず50ディナール。
しかしこれを現在のレートで換算すると、なんと10568円。
遺跡見るだけで万超え。
もう終わりだねこの通貨。
SIM購入。
15GBで13.50ディナール(2853円)。
カウンターの店員の一人が女性で、英語で対応してくれた。
ヨルダンでは女性が接客することもそうめずらしくなく、しかも英語を話せる。
床屋に行った。
6ディナール(1268円)。
綿棒の先に糊のようなものを付けて鼻の穴に突っ込み、数分後にピッと引っ張って鼻毛を抜かれた。
頼んでもいないのにこんなサービスされたのは初めて。
街の通りではアラブ特有の香料が漂い、市場の小道はスパイスの香りで満たされている。
スーパーは少なく、あったとしても売店レベル。
買い物はスーク(市場)で。
サンドウィッチ、1ディナール(211円)。
うまくはない。
まずいとは言わないが味がない、喉が渇く。
マンサフ。
うまくはない。
まずいとは言わないが味がない。
肉はラムで、半分ぐらい骨。
スープはかなり酸味のあるヤギの乳みたいな味。
スプライト込みで計7ディナール(1479円)。
店員の態度も悪かったし、何もいいことない。
トルコやイランでもよくあるやつ。
うまくはない。
まずいとは言わないが、味がない。
6ディナール(1268円)。
もうヨルダンでは外食はしない。
もういっちょ、別の店でサンドウィッチ。
0.5ディナール(105円)。
やっと見つけた、これだよ。
肉なしだが具だくさん、ソースがかけられていて味がある。
晩飯はサンドウィッチ3つ、ファラフェル(コロッケ)おまけしてくれた。
高い店は、味がしないし店員の態度も悪い。
安い店は、おいしいし店員のサービスも良い。
日中25℃以上。
早く冬が来て、もう少し気温落ちてくれないとアラビア半島南下はまだスタートできない。
ちなみに長ズボンは、初日で断念。
長ズボンとかキモくて履いてられんわ。
ヨルダンはだいぶオープンマインドで、特に外国人は女性でも髪や肌を露出し、短パン姿の外国人男性もちょいちょい見かける。
環境激変、久々のイスラム。
バシバシ刺激される。
キラキラのジュエリー店がやたら多いのもアラブの特徴。
Amman, Jordan