アスンシオン (Paraguay)
海外総走行距離14万km到達。
地球3.5周分の距離。
日本でも世界でも、破滅的なニュースばかりの昨今。
それでも元気に走り続けます。
首都アスンシオンの日本人宿「らぱちょ」に滞在。
ドミトリー1泊40000グアラニー(810円)。
朝食付き。
洗濯機の使用無料。
今回の旅で初めて洗濯機で洗濯した。
宿泊客は皆日本人だが、旅行者は僕だけ。
他の人は全員居住者。
パラグアイは永住権を得るのが容易だそうで、すでに獲得して永住している人もいれば、現在申請中の人も。
室内はカオスな生活空間となっており、荷物を置くスペースはない。
僕の荷物はリビングに置かせてもらった。
オーナーさんは、バイクで世界中を旅してきた夫婦。
久々の日本語で、旅話に花を咲かせる。
10歳の娘さんがいて、ご家族も宿泊客も皆さん同じ空間で生活している。
いろいろな人がいる中で、奥さんがよく気遣ってくれるし、話し相手になってくれる。
1階が和食屋。
従業員はパラグアイ人。
からあげ定食とカツカレー。
コーラ込みで112000グアラニー(2270円)。
たまらん。
日本を発ってまだ2ヶ月だが、我を忘れてむさぼる。
ただ、パラグアイも物価上昇中。
ローカルフードならまだ安いが、さすがに日本食は高い。
この値段で連日食べるのは厳しく、一度だけのぜいたくとした。
アスンシオン中心地。
なんとも小さな首都で、中心地でも首都っぽさが感じられない。
数少ない撮影ポイントである宮殿も、残念ながら現在工事中でカバーがかけられている。
高層ビルも少なく、店も少なく、これといったアピールポイントがない。
パラグアイ川。
ここから少し下流から、アルゼンチンとの国境となる。
アルゼンチンはすぐそこだが、まだ越境しない。
閑散。
ブラジルの都市と違って、自転車レーンはなく、歩道もあまり整備されておらず歩きにくい。
トラムも地下鉄もなく、主要な交通手段は車とバイクだけの車社会。
ブラジルの都市と違って、ホームレスは少ない。
貧富の格差は大きいはずだが、極貧の人はあまり見かけない。
久々に、メルカドらしいメルカド。
やはり旅行者などおらず、地元民だけ。
多少の視線を感じるが、声をかけられたりすることは少ない。
食文化は、豊かには見えない。
飲食店の数も少ないし、パラグアイ特有のローカルフードも、これといってない。
でもブラジルに比べたらだいぶ安いので、ためしにシュラスコ。
串焼き2本、マンジョーカ付きで13000グアラニー(263円)。
なかなかジューシーで悪くないが、特に個性あるものではない。
タジャリンと呼ばれるパスタ、14000グアラニー(283円)。
5泊でアウトする予定だったが、ケーキのお誘いを受けたのでもう1泊することに。
日系人がつくるケーキ屋さんだそうで、味は日本のケーキそのもの。
南米に限らずだが、海外のケーキはあまりに大ざっぱで雑、嫌いじゃないけど。
こんなにも緻密に美しく、かつ優しく仕上げてくれる国は他にないだろう。
この木が、宿の名になっているラパチョ。
パラグアイの国木で、桜のよう。
冬季の今が見ごろ。
Asunción, Paraguay