大分→福岡
九州再上陸。
大分から西へ。
段差だらけの都市部を抜けて山道へ、ホッと一安心。
熊本県。
標高700mほどまで上昇。
天気悪。
阿蘇山見えず。
阿蘇山という単体の山があるわけではなく、5つの岳が連なる複成火山。
そのひとつ、根子岳だけ見えた。
久々の、橋の下キャンプ。
ここなら誰も来るまい。
翌日、雨。
南阿蘇まで下り、1泊1700円の宿へ。
翌日、ようやく晴れてくれるか。
再び登る。
標高800mほど。
阿蘇は山自体は大きくはないが、周囲に広がる巨大なカルデラが特徴。
阿蘇スカイライン。
標高900mほど。
晴れてはくれたが、阿蘇山は霞んで見えず。
肉眼だとなんとか確認できたが、写真にはほぼ映らず。
うっすらと映った、最高峰の高岳(1592m)。
大学の同級生から声がかかり、福岡県大川市へ。
彼の実家は、寺。
当時から、いずれ寺を継ぐとは聞いていた。
学生時代に一緒によく遊んだ友人が、こんな遠く離れたところで住職に就いているとは、なんとも不思議な感じ。
そして、驚くほど立派なお寺。
ざっと、25年ぶりの再会。
まったく異なる人生を歩んできたことは御覧の通り一目瞭然。
それでも同時代の空気感を共有した仲、四半世紀の空白があっても違和感はない。
中を見学させてもらうと、実に立派で驚かされる。
背負ってるものが違うな。
ドライブがてら、温泉と焼鳥屋に連れて行ってもらった。
焼鳥屋だけど、刺身が極上。
改めて、こんな食は世界中どこ探してもないでしょう。
食を楽しむための、素材、技術、きめ細やかさ、ひとつひとつに感嘆させられる。
特にふだんの僕の底辺粗食生活からすると刺激が強い、いや、だからこそこういう本物をごちそうになった時にいっそう大きな感動が得られる。
焼鳥も、一本一本が感動的。
つい無言になってしまう。
御家族ともいろいろ話ができてよかった。
また食欲にブレーキがかけられず、たくさんごちそうになってしまった。
お昼用におにぎり、それからお菓子やコーヒなど、どっさりいただいた。
それから、クラシックピアノ愛好家の僕としては、ここ福岡県大川市が「のだめカンタービレ」のゆかりの地であることも少々気になっていた。
天才ピアニストの卵がいたりするのかな。
熊本県宇土市
5766km