コスタヴェルデ 2 (Brazil)
リオデジャネイロから西進。
来た道をまた戻る。
イパネマビーチとコパカバーナビーチは隣り合っている。
どこからどこまでがイパネマでコパカバーナなのかわからないが、いずれにしても「イパネマの娘」の曲調で思い描いてた情景とはかけ離れている。
ビーチに集まる人というのはマッチョ信仰が強いのか、ムッキムキの人が多い。
道端のあちこちに筋トレ器具が設置されており、暇さえあれば筋トレしてる。
女性の水着は基本的にTバックで、ケツの9割ぐらいが露出され、ほぼケツ丸出しに近い。
若者に限らず御高齢の方々も水着で堂々と歩いている。
シャイな日本人とは対照的だが、こういう国民性の違いもどうやって形成されるのか、気候だけではなさそうだ。
シェラトンの裏にひしめくファベーラ。
海岸は高級住宅地になっていることが多いが、ファベーラはお構いなしに不規則に点在している。
豪華ホテルを通過したらすぐさまスラムに突入。
風光明媚な岩山とビーチが続く。
ポルトガル植民地時代に金の輸出港として栄えたパラチー。
Paratyという街名はパラティと発音したくなるが、ブラジルのポルトガル語ではパラチーと呼ぶ。
古いコロニアルな街並みがそのまま残る。
雨の中のサンバ。
ビーチのボサノバ。
雨天のため、パラチーに3泊した。
晴天だったら素通りしていたであろうが、雨に足止めされたおかげで街の雰囲気もゆっくり楽しめたし、都市部よりずっとのんびりできた。
Chill Inn Paraty Hostelに滞在。
ドミトリー1泊28レアル(772円)。
決して広くはないが、良いレイドバック感。
ケーキも安くない。
左が5.83レアル(160円)、右が7.76レアル(214円)。
宿はビーチの目の前。
波の音が宿まで聞こえてくる。
通りすがりのサイクリストがバナナくれた。
連日ドミトリーだと、たまにはプライベートな空間が欲しくなる。
ちょっと贅沢して、1泊82.80レアル(2271円)のシングルルーム。
食は高くつくが、宿代はわりと世界標準的。
これだけ立派な部屋でこのお値段ならリーズナブルだ。
なんと室内にキッチンも完備。
人間生きてる限りメシも食うし洗濯もするのだから、どんな宿にも調理スペースと洗濯物を干すスペースは設けてほしいものだ。
立派なキッチンがあれば、自炊も腕を振るう。
ツーリスティックでもない小さな田舎街。
荷物満載の自転車に乗った外国人が現れたら、たいていは訝しげな目で見られる。
でもブラジルでは、特に警戒もされず笑顔で迎えてくれる。
かといって好奇の目で話しかけられることも少ない。
ここの宿の人はとても良く気が利いて、ゲートの暗証番号やWi-Fiパスワードなどの説明を、日本語に翻訳してWhatsAppで送ってくれた。
ただ、パスワードまで日本語に変換されてしまったので、結局聞いて教えてもらわなければならなかった。
Moji das Cruzes, Brazil
1256km (Total 137950km)