アルゼンチン(Gualeguaychú)→ウルグアイ(Fray Bentos) 国境越え
グアレグアイチュの朝。
ウルグアイ川に架かる橋が国境となっている。
グアレグアイチュの街から国境まで30kmほど。
アルゼンチン側
警備員に呼び止められた。
「この橋は自転車通行禁止だ」
えぇ~!!!
国境越えはあらゆる事態を想定して準備して行くもので、今回もぬかりないと思っていたのだが、そうきたか。
先日会ったアメリカ人サイクリストのポールはブラジルからウルグアイ入りしたそうだが、そんなことは言ってなかった。
ウルグアイ国境のすべての橋が自転車禁止というわけではないと思う、場所によって事情が異なるのだろう。
地元民はよく知っているのだろうが、こういう情報は第三国者にとっては弱い。
どうすればいいか聞くと、待機中のトラックドライバーのところへ連れて行かれた。
自転車を積んでウルグアイ側まで連れて行ってくれないかと頼んだら、快く承諾してくれた。
こんな積み方は初めてですよ。
彼はウルグアイ人で、いかにも男らしい労働者。
「オレにまかせとけ!」といった感じで陽気に「ガハハハ!」と笑う。
待機時間が長いのかなと思ったが、すんなりと出発。
車内のわずかな移動時間でも彼はおしゃべりしたくてしょうがないといった感じで、でも僕のスペイン語力ではまだ自在な会話はできない。
彼はジェスチャーとフィーリングでうまいこと伝えてくれて、よくわからないことでも「ガハハハ!」と笑い飛ばす。
右がアルゼンチン、左がウルグアイ。
無事ウルグアイに上陸。
イミグレーションの手前で自転車と荷物を降ろす。
「ウルグアイで困ったことがあったらオレに電話しろ」と電話番号までくれた。
お礼にいくらか払おうとしたが、いらねえよとばかりに「ガハハハ!」と豪快に笑いながら去っていった。
ウルグアイ側
アルゼンチン側では手続きなし、パスポートの提示すら求められなかった。
ウルグアイの入国手続きのみ。
こんなんでいいのかな。
アルゼンチン入国時と同様、入国48時間以内にオンライン誓約書を作成しておく。
Declaración jurada de ingreso a Uruguayに必要事項を入力、完了したらPDFを保存。
ウルグアイも、入国条件として旅行保険が必要。
オンライン誓約書で「保険に加入しているか?」という質問があり、「はい」で答えて、その証明を求められることはない。
ワクチンについても同様。
もし入国時に証明を求められて応じられなかったら入国拒否、それどころか誓約書に虚偽があったということでペナルティを課せられる可能性もある。
僕は一応堅実に、求められた条件を満たした上で入国。
以上、入国で求められたのはパスポートとオンライン誓約書のPDFの提示のみ。
質問も特になし。
90日以内の滞在ならビザ不要。
Colonia Del Sacramento, Uruguay
5289km (Total 141983km)