プエルトイグアス (Argentina)

パラナ川とイグアス川の合流地点、三国国境を見渡す。
左がパラグアイ、右がブラジル、手前がアルゼンチン。

パラグアイとブラジルを結ぶ橋はまだ未完成。

近くにパラグアイとブラジルを結ぶ橋はすでにあるのに、追加でつくるのは渋滞緩和のためだろうか。
パラグアイとアルゼンチンを結ぶ橋は、なぜかこの近辺にはない。

モニュメントは順番待ちの人たちが常にいて、無人の状態を撮影するのは不可能。



世界有数の観光地であるにもかかわらず、街はあまり栄えていない。
スーパーは小規模な店舗ばかり、品ぞろえも豊富には見えない。

アルゼンチンには、やっかいなシエスタ文化が根強くある。
店によってばらつきがあるが、だいたい13~17時はスーパーを含めて店は閉まり、レストランなんかは夜の部が始まるのは19~20時ぐらい。
労働者の立場だとたっぷり休めていいかもしれないが、消費者の立場だと、買いたい時に買えず食いたい時に食えず、不便きわまりない。
特に僕のライフスタイルとまったくタイミングが合わないので、これはいつまでも慣れない。
シエスタはヨーロッパでも中南米でもラテン文化圏でよく見られるが、すべての国というわけではなく、ブラジルとパラグアイではなかった。

ClaroでSIMを購入。

購入といってもSIMカードは無料で、店舗での支払いはない。
パスポートを提示すると、すぐにSIMを挿入してくれる。
この時点では、Claroのサイトだけにアクセスできる。
あとは自分でプランを選んでチャージすれば、ふつうにネット接続できる。

チャージはオンラインでカード払いのみなので、公定レートで引き落とされる。
アルゼンチンでは完全現金でいきたいところだが、こればかりは仕方ない。
闇レートの倍以上になってしまうが、それでもたいした額ではない。

El Guembe Suitesで2泊。

ドミトリー1泊1906ペソ(公1934円、闇817円)。
朝食付き。

予約サイトでは、予約した時点でカードから引き落とされる物件と、現地払いの物件とがあるので注意。
必ず現地で現金払いする。
ざっと見たところ、アルゼンチンの物件は現地払いのところが多いようだ。

コンセントはハの字タイプだが、丸ピンタイプでもはまる。

建物はボロくて、設計士の意図がよくわからない非合理的なつくりになっている。

労働者らしき客はおらず、旅行者の宿となっている。
大半がアルゼンチン人だが、ドイツ人も毎日のように来る。

物価はだいぶ安い。
世界的な物価上昇と円安で、日本人が海外で豪遊できるのも過去の話となってしまったが、こういう例外的な国もある。

鶏モモ510g、211ペソ(公214円、闇90円)。

パラグアイのイグアス居住区で買ったカレー、ブラジルでもアルゼンチンでも調理していたら、ただならぬ香りに皆さん興味津々のようだった。
南米でもスパイスは売っているはずだが、こちらの料理には香ばしさというものがほとんどない。
そもそもインドのスパイスを求めてヨーロッパ人がやって来たのがこの大陸。
味気ない食文化の人たちがアジアの香りに寄ってくるのを見て、歴史を繰り返しているかのようだった。

牛肉430g、443ペソ(公449円、闇190円)。

予想はしていたが、固い。
やっぱ日本の牛肉ってすげえなと思う。

牛肉の国アルゼンチンだが、味もコスパも鶏の方が勝っている。

民宿小林での滞在で胃が拡張してしまったようで、ふだんの一食だと物足りない。
少し食を細くして、ストイックな旅にも対応できるようにしとかないとな。


Aristóbulo del Valle, Argentina

4120km (Total 140814km)



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