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コルティナ・ダンペッツォ(Italy)

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標高1100m、コルティナ・ダンペッツォ。 山岳リゾート。 街中ももちろん歩行者自転車道完備。 同じアルプスでも今までとは異なる、ギザギザに切り立った山々が特徴的なドロミテ山地。 2億年前ここは海底で、地殻変動で隆起したサンゴ礁が石化し、氷河によって削られ、途方もない年月をかけて現在の形になった。 コルティナ・ダンペッツォは、ドロミテの主要都市。 イタリア語が8割以上、ドイツ語はわずか。 そして、正確な統計データはつかみづらいが、ラディン語という希少言語話者が存在している。 ラディン語は、古来よりアルプス山地で話されてきたラテン系言語で、スイスの公用語のひとつであるロマンシュ語の仲間。 南からイタリア語話者が、北からドイツ語話者がやって来たことで、これらの古いラテン系言語は減少し希少言語となっていった。 ラディン語は山間部の村ごとに方言差が大きく、ひとつの明確な言語としてはとらえづらいようだ。 ドロミテの険しい地形がこの言語を減少させてきたとも言えるし、残存させてきたとも言える。 消滅危機言語ではあるが、現在は行政によって保護されている。 旅行者としては、ラディン語が耳に入って来たとしてもなかなか気づかないだろう。 しかし今回のルート上ではないが、近隣には9割がラディン語話者という村もあるそうだ。 今年2026年冬季オリンピックがここで開催されるのか、と思ったらもう終わったんだって。 ニュース情報収集はもっぱらネット。 どうしても取捨選択してしまうから、冬季オリンピックがいつどこでやったかなんて、まあ知らないよね。 一応予約サイトで宿情報なんかも見てみたりはするのだが、イタリアンアルプスで安宿は皆無。 論外としか言いようがない物件しか出てこない。 ユースホステル等も存在はしているようだが、今シーズンはもう予約取れないっぽい。 Warmshowersも、有名観光地やリゾート地だと良い返事がもらえる可能性はとても低い。 巨大キャンプ場。 何百人、どころじゃないかもしれない。 見渡せないほど広大な敷地。 ただでさえリゾートで高額だというのに、あいにくちょうど今が最高値のシーズン。 €34(6265円)。 めずらしく、木陰。 他のテントとの距離も十分。 とにかく広くて、トイレ・シャワーの建物までまあまあ歩く。 ゴミを捨てに行ったり洗い物に行ったりなど、往復の回数を最小限に抑...

ヴァルミュシュタイア(Switzerland)→コルティナ・ダンペッツォ(Italy)

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スイス最後の峠。 マイナーロード。 交通量少ない。 自転車道以外のスイスの一般道で、こんなに静かで落ち着けるのは初めてだ。 しかし日が高くなるにつれ、交通量増大。 イタリア入国。 メインロードに合流。 バイクうるせぇー。 多すぎるしうるさすぎる。 いくら趣味嗜好は人それぞれ好き好きとはいっても、ここまで環境を破壊していいものなのか? 音を遮断する森林が少ないせいもあって、かなり遠距離からも聞こえてくる。 本人たちはフルフェイスのヘルメットで耳を塞いでいるから自覚がなさそう。 停車中にエンジンを切らないのはなんでなん? 夏のアルプスは大騒音地帯。 ステルヴィオ峠(2757m)。 なんじゃこりゃ!? 大集結じゃねえか。 これは興冷め。 逃げるようにして通過。 ひとりになれるところへ。 峠の先を見下ろすと、、、 こいつはすげぇ。 大集結するわけだ。 こちら北東側には48のヘアピンカーブ。 南西側と合わせて計82のヘアピンカーブ。 僕はまた別の北側からのアクセスで、それなりにスティープでヘアピンカーブも多かったが、スタート地点が標高1300mほどあったので割とサクッと登れた。 この道路が開通したのは1826年、ちょうど200年前。 当時この地域はオーストリア帝国の支配下にあり、中立国スイスを避けて通る道路が軍事上行政上必要とされ、国境スレスレで建設された。 このヘアピンカーブ自体は、当時の設計そのままだという。 ちょっと長めの車だと一度で曲がりきれず、何度か切り返す。 そこへ大量の自転車とバイク。 大混雑。 壮観。 標高は高くなくとも、これは今まで越えてきた峠の中でもえげつない。 下るのも楽ではない。 荷物を積んでいると制動距離が伸び、ブレーキにはそれだけ大きな力が必要。 軽量ロードバイクなんかは車並みのスピードでかっ飛ばしているが、僕はちびちびと低速下降。 そして、ブレーキパッドがもう限界。 思いっ切り握りしめてもズルズルと滑る。 こえぇ。 手が痛い。 下りなのにすごく疲れる。 それでもなんとか、この絶景を楽しむ。 下っても下ってもまだ下へ。 北東から登ってくるサイクリストにとっては長い戦いだろう。 僕も手が痛い。 標高1000mを切った。 スイスでは見られなかった大規模農場。 作物が育つ土地では食文化も育つ。 やはりヨーロッパは川沿いルートを探すべし。 自転車道があるか...