ワクチン接種証明

5月からまた世界各地で入国制限が緩和されたようだ。
条件は国によって異なるが、まだ多くの国でワクチン接種証明が必要。

デジタル庁の公式アプリを入れれば、スマホで接種証明を提示できる。
ただし、これをアクティベートするにはマイナンバーカードが必要。

万が一のことを考えて、書面での証明書も申請することにした。
スマホの破損、紛失、盗難、などのケースも想定しておいた方がいい。
入国拒否されて旅が終わる、という最悪の結末はなんとしても避けたい。

役所に行って申請。
なんと10営業日もかかると言われたが、郵送ではなく役所で受け取りなら最短2日でできる、ということで今日もらってきた。
こんなのは即日発行だと思っていて、ギリ間に合ってよかった。

渡された証明書は、ペラペラのコピー用紙に、文字情報とQRコードがプリントしてあるだけの、なんともショボイ代物。
偽造防止の紋様とか、行政のサインやスタンプなどはない。
こんなの数分で発行できるでしょう、というかこれだったら自分でも作成できる。
QRコードは、ためしに自分のスマホで読み取ってみたが、何も出てこない。

それから、いつも通り住民票を削除した。
この手続きをしないと、旅行中もずっと保険やら税金やら年金やらが発生して請求され続けることになる。
海外転出という形にすれば、日本国内での義務は免除される。
転出先の住所等は明確にする必要はなく、帰国した時にパスポートを見せて、日本にいなかったことを証明するだけでいい。

いろいろ手続きをしたが、何をするにもいちいち紙を渡されて、名前やら住所やら生年月日やらを書かされる。
なんのためにマイナンバーカードがあるのか。
カードをピッと読み取らせれば個人情報はすべてわかるだろう、あとは日付などを入力すればすむ話。
カードがなければパスポートにもICチップが内蔵されているのだから、それを読み取れば一瞬で終わるはず。

遅かれ早かれ、紙文化が終わるのはわかりきっている。
どうせ終わるのだから、とっとと終わらせてしまった方がいい。
いつまでしがみついているのでしょう。

それから、税金等はほぼ支払い済みなのだが、保険料が1期分だけまだ料金が確定しておらず、7月以降にならないと支払えないという。
なので引き落としの手続きを、また紙に記入したのだが、僕の口座からは引き落としができないという。
僕は複数の口座を持っているが、すべてネット銀行で、実店舗がある銀行は一切使っていない、もちろん通帳も印鑑もない。
旧スタイルの銀行も消滅するであろうことは僕にでもわかる。
結局ネット銀行からは引き落としはできないということで、家族にお金を渡して、7月頃に納付書が送られてきたらコンビニで払ってもらう、という形になった。

ふだんはネット銀行の口座でなんの問題もなくこなせているし、送金等もスマホの操作だけですむのが当たり前になっているが、まだまだなにかと時代を逆行させられることが多い。

住民票を削除すると、マイナンバーカードが無効になるそうだ。
せっかく最近つくったばかりなのに。
ナンバー自体は生きているが、カードは使えなくなる。
旅の途中でスマホを変えてワクチン接種証明アプリを入れたくても、マイナンバーカードが無効なのでもうできない。
そんな時のためにも、紙の証明書をつくっておいてよかったというべきか。
いや、カードなしでもナンバーだけでなんとかできるようにしてほしいものだ。

パンデミックも終わる空気になった。
また新たな変異株が拡大する可能性もあるけど(もう報道しなくていい)、いいかげん区切りをつけなければ、いつまでもやってられない。
そして、この空前の円安。
日本も外国人旅行者を受け入れればいい。
景気を少しでも刺激するには、それしか手はないでしょう。
今の日本は、ガラパゴスどころかギアナ高地並みに外界から隔絶されている。
どのみち衰退するにしても、外界との交流はしておいた方がいい。
僕も、外の世界への第一歩をまた踏み出します。



このブログの人気の投稿

旅再開

札幌生活