ルクセンブルク(Luxembourg)→ストラスブール(France)

ルクセンブルクもアップダウンの連続。

できるだけ交通量の少ないルートで。

こんな風景、車を気にせずのんびり走りたい。
でも路肩がないから緊張をゆるめられない。

三度目のドイツ。

国境の川。

後ろを振り返って、ルクセンブルク。

しばらく丘陵地帯。

川沿いの道。
フラット。
自転車道がどこまでも続く。

ドナウ川を思い出すな。

日々、無数のサイクリストとすれ違う。
旅人でなくとも、オルトリーブのバッグを装着している。

すでにリタイアしてそうな老夫婦も多い。
以前と違うのは、E-bikeが多いこと。
皆すごく速い。

キャンプ場がそこらにあるので、野宿よりキャンプ場を選んでしまう。
相場は€12〜15(2235〜2794円)。
ベルギーに飛んでから、キッチンのあるキャンプ場がひとつもない。
充電はなんとかできている。
安いキャンプ場ほどサービスが良い。

川から逸れて、再び丘陵地帯。

いつの間にかフランスに入っていた。
どうりで「ボンジュール!」って言われるわけだ。

フランスも三度目。

アルザス。

アルザス・ロレーヌ地方は、中世まではドイツ語話者の住む神聖ローマ帝国の一部であったが、17世紀にフランス領になり、19世紀にドイツが奪還し、その後第二次大戦にいたるまでフランス領になったりドイツ領になったりを繰り返してきた。
現在はフランス領だが、ドイツ語の地名が多く残っており、ドイツ語系のアルザス語を話す高齢者もいる。

アルフォンス・ドーデの「最後の授業」では、普仏戦争でフランスが敗れたことにより、フランス語での授業はこの日で最後、翌日からドイツ語だけの授業となる情景が悲劇的に描かれている。
しかしこの作品はあくまでフランス側の視点、「ドイツ=侵略者」、「フランス=被害者」という構図となっているが、実はこの地はもともとドイツでドイツ語が話されており、それを奪ったのは当のフランスであった。

台湾問題なんかも、こちらの世論では「中国=侵略者」、「台湾=被害者」という善悪二項対立で語られがちだが、中国としてはもともと自分の土地だったものを取り返そうとしているだけのこと。
そして中国から台湾を奪った張本人は他でもない日本、すべてはそこから尾を引いている。

ブルーバナナと呼ばれるヨーロッパの中枢。

人口密集地帯であり、産業、経済、物流の中心地帯。
夜の衛星写真で最も輝いている部分と重なる。

アルザス・ロレーヌ地方は、フランスの首都からもドイツの首都からも離れた片田舎だが、ブルーバナナとして見るとむしろここは中心地であり、ドイツとフランスが領土を奪い合ってきた要衝であることがわかる。

またここは、石炭と鉄鋼の産地でもある。
戦争するには鉄と燃料が不可欠。
第二次大戦後、この地方の石炭と鉄鋼を共同管理することによって戦争を防ぐECSC(欧州石炭鉄鋼共同体)が発足。
このECSCが今のEUへとつながっていく原型となった。
最初の加盟国は、ベネルクスを含むブルーバナナ圏内の6ヶ国。

ブルーである理由は、EUのテーマカラーだから。

フランスといえばチーズ。
チーズといえばフランス。

バゲット、€1.20(223円)。

国民の大切な主食はそれほどインフレしてない。

またスポーク折れた。
たて続けに2本。

どうも、店で修理してもらうとよけい折れる頻度が高まる。
多くのプロは、スポークはタイトに締め上げるべきと考えているのか、いや荷物を積んでいる場合は少しゆるめるべきだと思う。
特に小径車はスポークが短いため衝撃吸収率が低いから、ややゆるめにしてクッション性を高めたい。
でもプロはプロなので、素人の主張など聞き入れようとしない。
たしかアメリカでも、頼んでもいないのに「スポーク締め上げといてやったぞ」と勝手にガチガチにされて、翌日さっそく折れて、全部自分で調整し直した記憶がある。
やっぱ工具一式持ち歩いて、自分で調整した方がいいかな。
でもそうすると荷物が重くなってスポークが折れやすくなる、というジレンマ。

田舎街の自転車屋。
気さくでツーリング経験もある店員さん、僕の主張もちゃんと聞いてくれた。
折れていたのは2本だったが、3本張り替えてくれたようだ。

フランスってシエスタ文化あったっけ?
この店は12時でいったん閉まるそうで、来店したのが11時、けっこうギリギリだった。
平日だから問題ないだろうと思っていたが、来店する時間がちょっとずれていたらかなり予定を狂わされていたかもしれない。

道端に、メンテナンススタンドと工具、インフレーターまで。

ストラスブール。

アルザスの中心都市。




観光地のようだ。

ほぼほぼ白人。
ちらほらアジア人。
日本人らしき人は見かけなかった。








キャンプ場はフル。
観光地でかつ夏休みということもあって、当日いきなり行っても空きスペースはないようだ。
やむなく、街外れのユースホステルへ。
残念ながら朝食はなし。


Strasbourg, France 

1362km



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