ブリュッセル(Belgium)

首都ブリュッセル。

統一感と分裂感が同居するヨーロッパにおいて、ベルギーはまさにその中核。

ゲルマン圏とラテン圏の境界に位置し、ベルギー自身もまた北部のフランドル地方(ゲルマン−オランダ語)と南部のワロン地方(ラテン−フランス語)とで分裂している。 

立憲君主制の王国なので王宮がある。

ヨーロッパによる植民支配といったらなんといってもイギリスとフランスだが、ベルギーもコンゴ、ルワンダ、ブルンジなどを植民支配。
規模は大きくなかったものの、それなりの影響力を持っていた。

歴史上の栄華や権威が滲み出る街並み。

分裂の境界、首都ブリュッセルにはヨーロッパ統一の象徴であるEU本部とNATO本部が置かれている。

EU本部。

ECSC(欧州石炭鉄鋼共同体)
EEC(欧州経済共同体)
EC(欧州共同体)
EU(欧州連合)

植民支配時代が終焉すると、ヨーロッパの一国一国は強大な力を持てず、ひとつにまとまる必要に迫られた。
最初はドイツに二度と戦争させないため「ドイツ封じ」としての団結、そして米ソの二大勢力に対抗しうる巨大経済圏としての団結。

スイス、ノルウェー、アイスランドという非加盟国の存在、そしてイギリスの脱退。
ギリシャ危機もあった、トルコ加盟お断り問題なんかもある。
もともとバラバラで戦争ばかりしてきたヨーロッパをひとつに統合するなんてムリが生じるのは当然、それでもなんとかまとまっている。

NATO本部もブリュッセルにある。
空港から向かっている時にNATO本部の前を通った。
衛星写真だとモザイクがかかっているし、ストリートビューでも見れないようになっている。

こうやって引越しするんだ。

はしごに取り付けた電動リフトが荷物を運ぶ。

連日30℃超えだったようだが、僕が到着するや熱波がゆるみ、この日の最高気温は27℃。

翌日からはさらに下がって22〜23℃の予報。
さわやかな風が吹き、心地良い。

ガマン。

帰国したらしゃぶ葉に行って自分でワッフル焼くわ。

トイレがあるというだけですごいアピールしてくる。


ここは北部フランダル地方でオランダ語のはずだが、ブリュッセルではフランス語がメイン。
東部の一部ではドイツ語も話されており、国の公用語としては3つある。
ややこしきヨーロッパ。

自転車世界一はオランダだが、周辺のベルギー、ドイツ、デンマークも負けず劣らず。

E-bikeの浸透ぶりもすごいし、種類も多岐を極めている。

従来の原付の存在意義がもはやない。

電気なら騒音がないからね。
大阪の暴走族も全員これにしろ。

ふざけたおもちゃみたいだけど、これも速いんだよな。

昔ながらの自転車屋さん。

日本からタリンへ飛んだ時、リアディレイラーのハンガーが曲げられてしまって、調子が悪かった。
頑丈な段ボールに入れてたにもかかわらず、どんな扱いをしたら金属を曲げられるのか?

それから、リアキャリアのネジを1本紛失。
走行中に緩んで落としたようだ。
これはチェックを怠った僕のミス。

さすが自転車大国の職人だけあって、短時間であざやかに解決してくれた、しかもタダ同然の額で。

デカトロンでガスを購入。
ヨーロッパ全域に店舗を構え、どの店舗も均一の品ぞろえで安心感がある。
価格もとてもリーズナブル。

空港に降り立った時からずっと感じていた、強烈な存在感を放つ移民。

ブリュッセルでは、生粋のベルギー人はわずか20〜25%、残りの大半は外国にルーツを持つ人。

もともと超国際的都市だし、帰化した人もいるだろうし、現地人と移民という単純区別はできない。

それでも、もはやここはヨーロッパではない。
中東そのもの。


僕としては、イスラムとの接触は懐かしい心地良さがある。


ゴミがあふれ、小便臭さが鼻をつく。

ヨーロッパ全域で見られるドイツ系スーパーLidl。
いやこれは僕の知ってるLidlじゃない。

店員も客も、ほぼ全員中東系。

望むと望まないにかかわらず、世界はこうやって変わっていくのだな。

ユースホステルに滞在。

きれいで広々。

ドミトリー€30(5572円)。

高い高いと、いちいち騒いでいても前に進めない。
現実を受け止めて慣れるしかない。

でもこのコーラは1.5Lで€0.59(109円)という衝撃の安さ。

そして、朝食食べ放題!

ホステルでこんな立派な朝食は期待してなかった。

すばらしい。

監視されてる気配もないので、何度もおかわりを繰り返す。

野菜や魚介類は皆無。



Brussels, Belgium 



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