チャルビリ湖→ケテナチコ (Bolivia)
朝。
相変わらず寝覚めが悪い。
軽い頭痛、やや激しめの鼓動、気怠さ。
日の出と同時に出発ぐらいが理想なのだが、身体がなかなか言うことを聞いてくれない。
食欲もなく、コカ茶をぐっと飲み干して、ようやく起動。
早朝から温泉に入る人たち、にぎわってるな。
一見、生物を寄せつけない塩湖。
フラミンゴは藍藻(シアノバクテリア)などを餌とすることによって、この特殊な環境に適応している。
ジープツアーのメジャールートからはずれたのか、ここは車がほとんど通らない。
こんな塩水だらけのところで、ビクーニャはどうやって水分補給しているのか。
どこかに川でも流れているのか。
塩湖を突っ切る道。
ここはしっかり固められて、まともに走れる。
アメリカのデスバレーでもこういうのを見た。
無音。
どの道で行こうかな。
すごいな、ボリビア。
本当にだーれもいない。
見渡す限り、僕とビクーニャとフラミンゴだけ。
また長い登り。
また標高4700mの峠。
すごいな、ボリビア。
時々、リャマ。
この日はチャルビリ湖から70km走行。
比較的良好な路面の区間もあったにしても、砂道もあり、4700m越えもあり、70kmでも目一杯。
そしてこのわずか70kmでも、数々の息を呑む光景、めくるめく変化、濃い。
標高4100m、ケテナチコに到着。
日没ギリギリ、いやもう暗い。
ここは街っぽい。
マップによると宿や店が数軒あるようだが、人の気配がない。
まともに営業している宿を無事見つけて投宿。
立派すぎる。
ホットシャワーあり。
Wi-Fiなし。
100ボリビアーノ(1908円)。
ボリビアの物価を考えるとやはり高いが、こんな土地で電気とお湯があるというだけで極上。
「鍵は?」と聞いたら「誰も来ないわよ」、ということで部屋の鍵もなし。
ウェルカムコカ茶。
Uyuni, Bolivia