プエルトモント 3 (Chile)

港町、プエルトモント。

ドイツ人移住者によって建設された街。
あちこちにドイツ語の看板が見られる。

気持ち良く晴れ上がった。

Wi-Fi環境下でネットする必要があったため、街の中心にあるホステルに移動。
街歩きしたり、必要物資を買い込んだり。


メルカドでサーモンでも買って宿で調理しようかなと思っていたのだが、レストランに引き込まれてしまった。
愛想良く笑う女性従業員から「どこから来たの?」と聞かれ、「日本」と答えると「キャー!!!」と大興奮。

見るからにそのルックスというか、声の出し方から仕草まで、いかにもアニメ的。
日本のアニメに相当染まっているようで質問攻めされたが、あいにく僕にアニメのことを聞かれても何も出てこんぜよ。
当の日本人が日本のサブカルを知らなくてついていけないという、旅先でのあるある。

基本的な日本語を少し知っているようで、話題は日本語に。
彼女が言うスペイン語を日本語で言ってみて、と言われて僕が日本語を言うと、その都度また「キャー!!!」と歓声を上げる。
アニメでよく聞く日本語を初めてリアルで聞いた、それだけで喜んでくれるようだ。
そんなにすごいものなのかね、日本のアニメって。

最近ようやく日本の水際対策が緩和され、外国人旅行者が日本に戻ってきた。
今まで世界中で出会った人たち、「日本に行ったことがある、最高だった」と絶賛してくれたり、「ぜひとも日本に行ってみたい」と言う人が本当に多い。
我々が思っている以上に、日本は旅行先としての人気、関心度が高い。
製造業の20世紀からITの21世紀となって日本企業が凋落していったこの時代、残された強味といったら観光業となる。
円安が始まった時点で即オープンすべきだった、遅すぎる感もあるが、それでも日本文化を体感してもらって金をジャブジャブ使ってくれるニュースを見て、喜ばしいことこの上ない。
世界中に浸透し、地の果てみたいなところにもいる熱烈なアニメファンも日本に誘えたらなと願う。

そして、長いこと待たされて出てきたサーモン。

う~ん、この、、、
肉にしても魚にしても、こっちの料理は焼きすぎてバサバサで硬い。
というか料理と呼べるようなレベルのものになかなかお目にかかれない。
この店の彼女に日本の鮭を食べさせてあげたい。
芋はフライドポテトを頼んだつもりだったのだが、なんか塊が来た。
サイドメニューであるパン、サラダ、スープは悪くない。
コーラ込みでトータル9900ペソ(1553円)。

セビーチェ。

見た目はおいしそうだが、味はイマイチ。
酸っぱい。
2500ペソ(392円)。

僕のお気に入りは、エンパナーダ。

アツアツの貝が入ったパイ、800ペソ(125円)。

滞在したのは予約サイト上で唯一の安宿、Islanet Hostel。
ドミトリー1泊16619ペソ(2584円)。
朝食付き。
欧米じゃあるまいし、ドミトリーで2000円を超えちゃいかん。

ホセの家でもこの宿でも、停電があった。
それほど長時間ではないが、この街では停電があるようだ。
今回の旅で停電は初めて。





Hornopirén, Chile



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