コルティナ・ダンペッツォ(Italy)→リュブリャナ(Slovenia)
引き続き自転車道。
カナディアン・ロッキーを彷彿させる岩山。
険しい岩壁が遠ざかり、次第にふつうの山に。
下るのもったいないな。
南チロル、ドロミテをすぎると、自転車道消滅。
するとまたバイクの騒音地獄。
まだまだ下る。
澄み切ったきれいな川だが、あいにくの曇天で今ひとつ輝かない。
今から12年も前にFacebookでつながった人が小さな村に住んでおり、お誘いを受けた。
共通の知人がいたわけでもなく、どうやってつながったのかもよくおぼえてないが、時々メッセージを交わしていて、お会いするのは初。
彼は韓国生まれの韓国人だが、30年以上もイタリアに住んでおり、奥さんはアメリカ人。
ライフスタイルは完全にユーロピアン。
アジア人感は希薄。
でも僕より一周り年上で、幼少期すごした韓国は日本文化の影響が非常に強く、当時の日本の有名人や映画やアニメなんかは僕よりもずっとよく知っている。
自転車も徒歩も好きなようで、世界中を旅してきた豊富な経験がある。
日本だったらまだ年金をもらえる歳ではないが、すでにリタイアして優雅な生活を送っている。
ピッツァをごちそうになった。
14年前にイタリアを旅した時と同様、生地が薄すぎて、つまみ上げるとベロンっとなって具材が全部滑り落ちてしまう。
正式な食べ方はよくわからないが、生地を折り曲げて具材を包み込むようにして食べる。
感想も14年前と同じで、もちろんおいしいのは確かなのだが、日本のイタリアンレストランでも同等の、あるいはそれ以上のものが食べられる。
本場だからといって特別なものは感じない。
そして生地があまりにも薄すぎて、食事にはなりえない。
軽いおやつ程度のボリューム。
ごちそうになっておいてこんなことを言ってはいけないのだが、ここでは正直な感想を記しておく。
一晩泊めてもらって、ギターを弾かせてもらったり音楽の話をしたり。
ジェラート。
トリプルで€6(1114円)。
これも14年前と同じ感想。
ふつうとしか言いようがないぐらい、ふつう。
世界中で食べられるアイスクリームの平均。
日本および東南アジアにかけては、ソフトクリーム、シャーベット、かき氷、など実に多種多様なアイスが楽しめる。
日本のコンビニだけでも、世界のアイスをはるかに凌駕するバリエーション、しかも新商品が続々と出てくる。
他のほとんどの地域では、アイスといったら特に芸のないアイスクリーム。
いくつかのフレイバーは選べるものの、一辺倒。
せめてボリュームがあればいいのだが、こんなちっぽけなアイスに1000円以上払うのは無駄遣いでしかない。
業務スーパーのシューアイスを一気食いした方が何百倍も高い満足度が得られる。
以上、ガッカリ料理世界第2位のイタリアでした。
スロベニア入国。
ラテンからスラブへ。
国境を越えても風景や雰囲気に大きな変化はないが、ここから民族言語的に明確にスラブ圏。
そもそも国名が「スラブ人の地」の意。
スロベニアは、旧ユーゴスラビア諸国の中で最も非ユーゴスラビア的。
チトー大統領の死後、他の諸国が独立や民族紛争をめぐって凄惨きわまりない内戦へと泥沼化していった中、スロベニアはわずか10日間の内戦であっさり独立。
2004年、EU加盟。
2007年、ユーロ導入。
2008年、シェンゲン協定加盟。
着々と「脱ユーゴ→EU化」を遂げ、経済的にも隣国のイタリア・オーストリアと強く結びつき、ユーゴ圏ではなくEU圏として発展してきた。
隣国のクロアチアは、
2013年、EU加盟。
2023年、ユーロ導入。
2023年、シェンゲン協定加盟。
北から順に「脱ユーゴ→EU化」しているように見える。
しかし、他の諸国は長期にわたった内戦によって発展が遅れていたり、ロシア寄りの国があったり、それぞれ文化も思想も異なるため、一様にEU化していくとは考えにくい。
キャンプ場、€23(4273円)。
巨大キャンプ場というわけではないものの数百人が滞在してるであろうキャンプ場で、シャワー室がわずか2つ、トイレの個室も2つ。
必ず並んで待つことになるし、自分が使用している時も人を待たせているので、常に急かされているようでせわしない。
当然のごとくキッチンなし。
充電はできないわけではないが、やりづらい。
電源をつなぎながらバッテリーの消耗を気にすることなく、のんびりリラックスしてネットする、そんな時をすごすことはヨーロッパのキャンプ場では許されないのか。
むしろそれが狙いなのだろうか。
日々たくさんのサイクリストがテント泊に来るので、回転率を上げるべく、あえてサービスを充実させず居心地を悪くして、連泊させないようにしているのか。
国土は四国よりやや大きい。
人口212万人。
言語は、クロアチア語やセルビア語と非常に近い。
ブレッド湖。
ネット上の写真だとなんとも神秘的だが、実際はとんでもなく観光地。
湖畔は水遊びする人たちでごった返し、道も混雑。
とても落ち着けたものではない。
おまけにこの後、天気も悪化。Ljubljana, Slovenia
2821km