UAE(Al Ain)→オマーン(Al Buraimi) 国境越え

オマーンビザ

15日以上滞在する場合はビザが必要。


アカウントを作成して質問に答えていく。
顔写真とパスポートの写真をアップする。
20リアル(7459円)支払う。
滞在期限30日、シングル。

決済後2時間ぐらいしてから、ビザ認可のメールが届いた。
PDFで保存して、完了。

ところがこのe-Visa、実は不要だったことが後に発覚する。

UAE側

長いことのっぺりとした平地が続いたが、オマーンとの国境で山が見えてきた。

だだっ広い道路に沿って進んでいくと、ゲートが現れる。
最初のゲートでまたレシートみたいな紙切れをもらい、次のゲートでその紙切れを渡して、パスポートに出国スタンプが押される。

毎度おこなわれるこの紙切れの儀式がムダすぎる。
一度でスッと終わらせられないものかね。
ヒマな公務員の仕事を増やしたいだけなのかな。

出国税を支払うという情報を得ていたので現金を用意していたのだが、何も言われず。
これで出国手続き完了。

※追記
その後オマーンで出会った旅行者たちの話によると、皆出国税は払ったとのことで、たまたま何かの手違いで払わずにすんだようだ。

UAEディルハム。



オマーン側

何の標識も境界もなく、気づくとオマーン側に入っていた。
右側に現れる建物内で入国手続きをする。

まず最初にe-Visaの提示を求められるのかと思っていたのだが、またムダな入国カードみたいな紙に記入させられ、「オマーンに何日滞在する?」とだけ聞かれて、パスポートに入国スタンプが押された。

そして、「20リアル」
「いや、e-Visaですでに20リアル払ったんだけど」とPDFを見せたら、
「あーやっちまった」みたいな表情。

係員は席をはずし、かなり待たされた。
上司に相談に行ったのかわからないが、だいぶ待たされた後戻ってきて、グダつきながらPCにビザ番号を入力して、もちろん二重徴収されることなく、完了。
またレシートみたいな紙切れをもらう。

どうやら、何も準備せずに国境まで来て、20リアル払うだけですむようだ(カード払い可、14日以内の滞在であれば無料)。
e-Visaは空路入国のみで必要なのかな、そんなこと書いてあったかな。
少なくとも陸路ではe-Visaは不要であることが判明。
出費は変わらないが、e-Visa申請で写真をアップしたりだの何だのでムダな手間をかけたことになる。

そして、e-Visaの要件として入国審査時に「出国チケット」と「宿泊予約証明」が求められる、と書かれていた。
今までの経験上、陸路入国でこれらが求められることはない。
それでも念のため、国境まで来て追い返されるという最悪の事態を回避するため、一応用意してきた。
今までは、空路入国で出国チケットを求められた時は、とりあえず一番安いチケットを買って入国後にキャンセルしていた。
しかしキャンセルしても100%返金されることはなく大損するので、今回はダミーではなく本当に出国の予定を確定してチケットを購入した。
結果として不要だったけど、どのみちオマーンの滞在期限は30日でおそらくギリギリまでいるだろうとの予測が立てられたので、出国の日時を確定させてもそれほど束縛感はない。
宿泊予約も不要だったが、キャンセル無料の宿を選んだので問題なし。

イミグレーションにはWi-FiなどないしSIMもすぐには入手できないので、手前の街でネットが使えるうちに最大限の準備をしておくに越したことはない。

これでフィニッシュというわけではなく、進むとまたゲートが現れ、荷物チェック。
適当にバッグを3つぐらい開けるよう言われ、形式的に軽く見られた。
終わると、紙切れにスタンプをもらう。

先へ進むと、またゲート。
紙切れを渡して、今度こそフィニッシュ。

国境係員はフレンドリーで感じは悪くなかったが、やはり仕事は緩慢で効率性のかけらもなく、プロ意識など微塵も感じさせず、まったくぬるま湯の人生を歩んでいそうな人たちだった。
これぞアラブ産油国の公務員。

所要トータル1時間。

最後のゲートからそのまままっすぐ進むと内陸を南下するルート。
海岸をめざすなら最初の小さな交差点を左折+左折。

国境周辺に両替屋はなし。


Muscat, Oman

28308km (Total 165002km)



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