トビリシ→ステパンツミンダ(Georgia)

首都トビリシ。

残念ながら低地、暑い。


すさまじくツーリスティック。

ドコドコ系の爆音BGM。
露出度高い白人。

トビリシってこんなんだった?

2012年に訪れた時は、寂れたソビエト感ただよいながらもローカルな文化を満喫できる街だった。
同じ街とは思えない。

ロシア語がよく聞こえてくる。
旅行者なのか移住者なのか判別つかないが、ウクライナ戦争以降、ジョージアはロシア人にとって最も主要な移住先となっている。
ロシア語が通じやすいことと、ビザなしで1年滞在できることが大きいのだろう。

またヒンカリ。
30ラリ(1789円)。

2012年トビリシ滞在時の記録を見返すと、「ヒンカリ10個+コーラで8ラリ(390円)ぐらいが相場」と書かれている。

宿の予約は1泊にしといて正解だった。
あまりに落ち着かない、とっとと去る。

また山へ。

やっぱジョージアもイヌ多い。
アルメニアと変わりない。
軽く石でも投げてやればひるむ。

しばらくは、狭い道路に多すぎる交通量。
クラクション。

山を登るにつれて交通量減少。
少しはマシになっていく。

シュクメルリ。

53ラリ(3161円)。
ニンニクの効いたホワイトソースにチキン。

ジョージア料理はおいしいけど、野菜がない。

しばし未舗装。
砂埃。


川に沿って高度を上げていく。




対岸の山の向こうは、南オセチア共和国。

ジョージア国内には、南オセチア共和国とアブハジア共和国という2つの未承認国家が存在する。

それぞれジョージア人とは異なる民族の住む地域の独立、ジョージアは断じて認めなかったが、ここでロシアが介入。

2008年北京オリンピック開会式の日。
オリンピック開催中は戦争はやめときましょうという国際的な暗黙の了解を破って、ロシアが軍事介入。
結果、南オセチア共和国とアブハジア共和国は事実上の独立を果たした。
国際社会からはほぼ承認されていない。

ロシアとしては、ジョージアとの間に親ロシアの緩衝地帯をつくる意図があった。
ジョージアはこれを機に反ロシアが決定的となり、欧米との関係を強化する方向へ進むこととなった。

標高2000m。
山道でも、店や宿がある。

42ラリ(2515円)。

バルコニー付きバスルーム付きダブルルーム。
共用キッチンあり、フリーコーヒー、フリーケーキ。
サービスに欠陥なし、宿の人もフレンドリーで親切。

これで、1泊の料金が1食のチキン料理より安いとは。

この辺りはインディアンレストランが多い。
この宿もインド人の従業員がいる。

スーパーで買った物を晩飯に。

総額24ラリ(1433円)。
もうレストランは行かんでいいか。
やはり野菜がないけれど。

雨。

南オセチア共和国とアブハジア共和国は独立国家として機能しており、いずれも外国人が入国することは不可能ではないが、ロシア側から入国してロシア側に出国する必要がある。
セルビアとコソボの関係と同様、順番を間違えてジョージア側に出国すると不法入国者として拘束される。

また、この北東のロシアにはチェチェン共和国があり、ジョージアと接している。
チェチェンの独立に関してはロシアは断固として認めず、内戦となって多くの犠牲者を出した。
現在のチェチェンは、高度な自治が認められ、多額の資金が注ぎ込まれ、近代都市として再建されているらしい。
二度と独立運動などさせないよう、ロシアはチェチェンをうまいこと飼い馴らしているようだ。



十字架峠(2395m)。

下降。


ジョージアは、国民の8割がEU加盟を希望しているEU加盟候補国。
しかし政府は、こういった動きでロシアを刺激するとウクライナの二の舞になりかねないと考え、いったんEU加盟プロセスを中断、また外国エージェントを規制する法を成立。
これが国民には、政府が親ロシア化しているように映り、2024〜25年に大規模デモに発展。
選挙でも、不正があったと主張する野党の一員が、選挙管理委員長に黒のペンキを浴びせるという事件が発生、国内の対立や不安定さが露呈した。

ジョージアは明確な反ロシア国家であるにもかかわらず、ウクライナ戦争以降ロシア人にとって最もお手頃な移住先となっており、ジョージア国内のロシア人人口が急増。
世界最大の国土を持ち人口1億5000万人のロシアから、人口わずか400万人の小国ジョージアにロシア人が流入し、土地や家や車を買う。

南オセチア共和国とアブハジア共和国は、通貨はロシアルーブル、言語はロシア語が公的に話されており、ロシア人の意識下ではこれらはすでにロシア領であるという。

もともとソ連という同じ国で、民間レベルでは親交が続いており、特に近年移住してきたロシア人は反戦・反プーチンでジョージアに対しては友好的と思われる。
それでもジョージア人にとっては、今の情勢はこの上なく屈辱的であり脅威となっているであろう。



標高1700m、ステパンツミンダ。

ジョージアで3番目に高い山、カズベク山(5047m)が見える。
しかしあいにくの天気で、山頂のあと少しが見えない。

教会は、雲がかかってくれた方が絵になる。

翌朝、この教会まで登るつもりだったのだが、激しい雨で断念。

以前の長旅だったら晴れるまで待っていただろうけど、今回は初めてのタイムリミットありの旅。

出発間際に天気回復、しばし粘ってみたが、ついにカズベク山全貌は見れず。

限界。

この先は、ロシアとの国境。
ここで引き返し、トビリシに戻る。

ロシア旅行も、不可能ではない。
ビザは電子化され、バウチャー不要、以前より簡単に取得できる。

ただし、入国後が大変。
ウクライナ戦争以降の制裁により、ロシア国外で発行されたクレジットカードは使用できず、ATMで現金を引き出すこともできない。
逆にロシア人は、ロシア国内で発行されたクレジットカードを国外では使用できず、現金も引き出せない。
今ロシアを旅行するとしたら現金依存することになり、途中で現金が尽きたら詰む。

Booking.comも、ロシアはサービス対象外となっている。
航空券は、ロシア国外のアプリでもカード決済で購入可能なようだが、今は日本やヨーロッパとの直行便は停止されており、路線や経由地の選択肢が以前よりも限られている。

トビリシまで、同じ道を戻る。


Tbilisi, Georgia

3739km



このブログの人気の投稿

旅再開

新車

特注リアキャリア