ウインダム→ワナカ (New Zealand)

春分の日よりサマータイム、1時間のズレ。
自国民は当たり前にわかっていることなのかもしれないが、こちらとしては何も知らされずいきなりなんだか時間がおかしい、と調べて初めて判明する。

日の出が7:22、日没が19:46。
だいぶ日が長くなった。

毎朝テントがバリバリ、洗濯物もバリバリ。
走りながら解凍。



ニュージーランドの1日平均距離はとても短い気がするが、この日はめずらしく120km走行。
概ねフラット、風の影響もわずか。

影がバーコードみたい。

また無人キャンプ場。
NZ$10(887円)を「Honesty Box」に入れる。
客は僕1人。
改装中のようでサービスは限られていたが、こんなところでもちゃんとお湯シャワーが出る。


ワカティプ湖。

テカポ湖やプカキ湖と同じく、南北に細長い氷河湖。

雲ひとつない好天気に恵まれた。


この美しさを存分に楽しみたいところだが、交通量増大。
またツーリスティックなエリア突入で仕方ないのだが、車がバンバン通るこのストレスは写真では伝わらないだろう。








クイーンズタウン。

ニュージーランド南部一の観光名所。
カナダのバンフやジャスパーとも通ずる、上流階級のリゾート。
場違い感しかない。

圧倒的中国人、白人、そしてインド人少々。
これから世界を牛耳っていく顔ぶれといったところか。

宿は、最安のドミトリーでNZ$40(3546円)。

部屋に入った瞬間、ため息が出てしまった。
移民労働者の宿。
散乱している物を見ればわかる。
宿泊施設というよりは労働者の住居。
空きベッドは1つだけ、もちろん上段。
床は散らかり放題で足の踏み場もないほど。
他者への配慮などかけらもない。
僕の荷物はすべてベッドの上に置くしかない。
平均的な旅行者の3倍はあるので、どんなにコンパクトにまとめても、なんとか肩幅ギリギリの寝るスペースを確保できる程度。
充電もできない。
高い金払ってなんでこんな思いをしなきゃいかんのか。

キッチンへ行くと、スペイン語が聞こえてきた。
やはりアルゼンチンあたりか。
どうせこいつらスマホを鳴らすだろうから、あらかじめイヤホンをしてノイズをシャットアウト。

着いて早々、一刻も早くここから脱出することしか考えられなかった。
まったく、高い金払ってなんでこんな思いをしなきゃいかんのか。
血迷って2泊とか予約しないでよかった。
こういう宿にはC国の方々はおられない、というか旅行者はいない。

この状況で自炊するのも億劫になり、マクドナルドへ。
ダブルビッグマックのセットにナゲットを付けて、NZ$20(1775円)。
金額は3人前、ボリュームは3分の1人前。
余計腹が減る。
初めて紙ストローでシェイクを飲んだけど、最悪だな。
マックシェイクの肝は「吸い心地」、紙ストローだと隙間から空気が入るのかわからんが、スカスカでまったく別のドリンクのようだ。
長年マックシェイクの大ファンだったけど、これを機にやめるかもしれない。

スティープに峠を越える。


背後にクイーンズタウン。

車が止まり、乗っていけと言われたが、もちろん丁重にお断り。
気持ちだけでありがたい。

パトカーも止まり、さわやかポリスメンが乗っていけと言ってくれた。
声をかけてくれるだけで元気づけられる。

まだまだ。

たいした標高ではないが、身を刺すような冷たい強風。

標高1000m。
山がちなニュージーランドだが、峠らしい峠は少ない。
たまにはこういう感じを味わっておかないとね。

下れ下れ~。




Wanaka, New Zealand

23184km (Total 159878km)



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