クライストチャーチ 1 (New Zealand)

サウスアイランド最大の街クライストチャーチ。

2011年2月の大地震でこの街の名が記憶に残っているかと思う
多くの建物が倒壊する甚大な被害を受け、日本人も28名犠牲になった。
ニュージーランド人にとって歴史的大震災となったこの翌月に、同じ太平洋プレートの端に位置する我々も、あまりに深い傷を刻む大災害に襲われることとなった。

現在はビルも家屋も真新しいものが並んでいる。

カイコウラのキャンプ場で出会った女性宅でお世話になることに。
彼女、モーリーンの家も震災で倒壊し、現在は市街中心の新しい家で暮らしている。

都会の一人暮らしとしては日本(東京)では考えられないほど広々とゆったりしている。
すでにリタイアして年金暮らししており、部屋もあり余っているのでいくらでも泊まっていきなさいと言ってくれた。

ごちそうもつくってくれる。

魚、野菜をふんだんに使っている。
物価高のニュージーランドではずっと粗食続きで、栄養が欠乏している身には実にありがたい。
金額を推測するのは失礼になるかもしれないが、これらの食材をスーパーで買いそろえるだけでもとんでもない額になっていると思う。

とても親しみやすい人柄の上、彼女の英語は僕の耳には聴き取りやすく、話しやすく、楽しく会話できる。

キャンピングカーに改造されたハイエースを所有している。
運転席と助手席はとてもよく見おぼえのあるハイエースそのままで、後部はベッド、簡易キッチンや冷蔵庫などがそろう生活空間となっている。

翌日。
キャンピングハイエースで郊外の丘までドライブ。



クライストチャーチを一望。



オーストラリア北部を旅していた時、太平洋戦争で日本軍がオーストラリアまで来て交戦したということを知って驚いたが、ニュージーランドにも日本軍が来ていたというのはここで初めて聞いた。
学校を卒業して大人になってから知る、それも現地に来て初めて知る史実というのが多すぎる。



夜。
月に一度開催されるというご近所さんの立食パーティ。

またごちそう。

どこの家もオシャレだし、やっぱ生活水準高いな。

クライストチャーチに到着する直前、ラップトップのアダプターが断線して使えなくなってしまった。
以前から接触が悪くて、ラップトップ自体ももうだいぶ古く、動作も遅いし、アダプターなしだと数十分しかもたない。
街の家電屋をまわってみたが代用できる品は見つけられず、オンラインで注文することにした。

このラップトップが完全に壊れたら、もう新たに買い替えずにスマホですべてまかなうつもりでいる。
旅行において必要な作業は、ほぼすべてスマホでもできる。
でも、ブログ作成やデータの整理などに関してはラップトップの方がはるかに便宜が良い。
今回はアダプターを買い替えれば済む話なので、まだしばらくはこれで粘りたい。

注文したものが翌日に届くような国は日本だけだろうか、先進的なニュージーランドでも届くのは4日後だという。
その間ずっと他人様の家で泊まりっぱなしというのは、モーリーンは全然かまわないわよと言ってくれたが、さすがに気が引けるので、ちょうど4日ぐらいで戻ってこれるサイクリングコースを練り、出かけることにした。





どこの街にもキャンプ場がある。
キッチン完備、くつろげる場もあり。
客は少なく、ホステルなんかよりはるかにリラックスできる。
ただ、たまにWi-Fiが制限ありだったり有料だったりする。
あとシャワーも時々コイン投入式だったりする。

4日後、モーリーン宅に戻るとアダプターが届いていた。

予告通りの日にちゃんと届くというだけでもさすがと思う。
自転車パーツを日本から取り寄せるというのは何度かやったことがあるが、現地の通販で注文して受け取るというのは何気に初めてかな。
ちなみに、amazonが利用できる国は世界で21ヶ国だけで、ニュージーランドはそこに含まれていない。

これが一番高いビルかな。


左折車と干渉しない自転車レーン。


路駐車と干渉しない自転車レーン。

ニュージーランドでもe-Bikeが流行。
街中ではe-Scooterの方がよく見かけるが。
e-Bikeはざっと見たところNZ$3000~4000(26~34万円)ぐらいが相場か。





スシはミニパックでも1000円以下はまずない。

ここにもジャパンマートあり。

中は広く、品ぞろえも豊富。

お世話になりっぱなしなので、モーリーンにささやかながらお土産を。






Christchurch, New Zealand

21973km (Total 158667km)



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