メンドーサ (Argentina)
標高800m、メンドーサ。
2007年にこの街に来ているはずなのだが、記憶が皆無。
まったく何も思い出せない。
街の中心までは来ずにかすめただけだったのかもしれない。
またなんかやってる。
いよいよこの先は希薄地帯へと突入、大きな街はもう現れない。
山岳走行にも備えて、装備を整えたい。
ここメンドーサは、南米最高峰アコンカグア山のふもとの街。
しかし意外にアウトドアショップは少なく、品も薄い。
しばらく街を歩きまわって、ようやくトレッキングシューズを発見。
2万3000ペソ(9941円)。
アルゼンチンに限らずだが、店に入ると店員がなにやら話しかけてきたり、品を見ている間もずっと背後から視線を感じて、落ち着かない。
そして、商品に値札が付いていないことが多い。
おそらくドル価格が基準になっていて、レートが不安定なため日々ペソ価格が変動するのだろう。
気になる商品があれば、いちいち店員に値段を聞かなければならない。
今までは、KEENのサンダルシューズだけでやってきた。
KEENの耐久性は驚異的だ。
旅を始めてそろそろ4ヶ月になるが、全然摩耗せず、滑らないし、歩き心地も安定している。
高いだけある。
今後もまだまだ使えるが、さすがに山岳地帯やパタゴニアの寒冷地となるとトレッキングシューズが必要になる。
あと、フリースも買った。
ダウンジャケットやインナーやレインウエアなどガチめの防寒着は持参してきているが、春秋用ぐらいの軽い上着が欲しかった。
出発時、荷物がパンパンになりすぎてフリースは持参できなかったので、ここで安めのものを購入。
その他いろいろ細々と買い物をして、手持ちのペソが底を尽きてきた。
ここ最近、闇ペソがだいぶ上がってきている。
いや、一時期が異常だっただけで、今は元に調整されつつあるのかもしれない。
7月にアルゼンチンに入国した時はUS$1=310ペソだったが、今は270ペソ。
最安時に両替したので今はだいぶ損のような気がするが、これでもまだ闇ペソは安いと言わねばならない。
公定だとUS$=141ペソで、日本円とほぼ同じ動きをしている。
街にはそこらにWestern Unionがあるが、どこも長蛇の列。
まともに並んだら1時間以上は待つことになりそうだ。
見たところ皆さん外国人ではないようだが、一体どういった事情で利用しているのか。
朝、開店直後に行き、それでも15分ぐらい待った。
何をそんなに時間をかけることがあるのだろうか。
ちなみにスーパーのレジなんかでも長蛇の列で、軽く15分以上待たされたりする。
ほんとに何をそんなに時間をかけることがあるのだろうか。
ようやく自分の番がやってきたのだが、「現金のドルを持参されても両替できない」と言われた。
理由は不明。
せっかく待ったのに、一瞬で門前払い。
おそらくアプリで事前に送金して店舗でペソを受け取る、という方法しか受け付けてくれないのだろう。
次からはそれでやってみるか。
とりあえず即金が必要なので、街で立っている闇の人と両替するしかなかった。
これだと並ぶことも待つこともなく、すぐに両替できる。
しかしレートが異様に悪く、US$1=255ペソ。
交渉してみたがきっぱりダメだと言われた。
やむをえず、そのレートで最低限必要な額を両替した。
しかも500ペソ紙幣や200ペソ紙幣の少額紙幣ばかりで、バカみたいに分厚い札束となった。
なんだかいろいろうまくいかなくなってきたな。
僕が今持っているドルは、US$1=134円の時に両替したもの。
なのでそのドルを現在の闇ペソで両替すると、1ペソ=0.52円という計算になる。
今後ブログではこの換算で料金表示する。
今までは1ペソ=0.43円だったので、1割増しぐらいになる。
Panda Hostel。
ドミトリー1815ペソ(784円)。
朝食付きと謳っているが、実際には朝食はない。
詐欺だよね。
英語はいっさい通じない。
客はアルゼンチン人ばかりで、長期滞在者はおらずよく入れ替わる。
混んではいないが、居心地は良くない。
客の少なさの割に従業員が多すぎる。
大声でずっとおしゃべりしていて、何をそんなに話すことがあるのだろうか。
従業員が多すぎてかれらの遊び場と化してしまっている、というのは貧困国でよく見てきた光景。
Mendoza, Argentina