札幌→東京

札幌。

まだまだ冬は続くと思いたかったが、札幌も車道の雪はほぼ消失。
日々雪は降るものの、だいぶ水っぽくなり、薄く積もってはすぐ溶けて、の繰り返し。
それでも、すぐ近くの苫小牧や道東と比べたら札幌はやはり豪雪都市だ。

札幌で働いていた会社の方からお誘いを受けて、泊まらせてもらうことに。

いや~、豪華中華!
プロですか、ってぐらい美味。
たらふくいただいた。

札幌の家庭にお邪魔するのは初めてかな。
大都市なのに、驚くほど広々。
東京の感覚からするとうらやましい限りの住環境、でも暖房にかかるコストはやはりハンパないようだ。

会社へ行き、預けていたノーマルタイヤを回収。
頃合いを見て、履き替える。

道東でしばらく雪のない路面を走行したせいか、スタッドはだいぶ摩耗し、しかも錆び始めている。
スタッドだけを交換することも可能だが、寿命はあまり長くないっぽいな。

スープカレー屋さんに連れて行ってもらい、ごちそうになった。

半年間という中途半端な期間限定の働き方だったにもかかわらず、会社の皆さんには本当に親切にしていただいた。
個人個人に対してお返ししたい気持ちで一杯なのはもちろん、北海道という土地ならではの懐の深さにも大いに敬服している。

苫小牧から茨城の大洗までフェリーで。

11780円。
19時間。

個室もあるが、もちろん最安の雑魚寝部屋で。
自分のポジションは指定されている。
コンセント完備。

コインロッカーあり。
冷蔵ロッカーもあり。

大浴場あり(無料)。

コインランドリーもあり。

ふだん現金はあまり持ち歩いていないが、このコインランドリーやらコインロッカーってやつのために現金、それもわざわざ小銭を用意しなくちゃならない。
両替しようにも、たまに新札未対応の機械もあったりする。
でもこの船内にはちゃんと新札対応の両替機があり、問題なく使用できた。
世のランドリーもすべてスマホでピッとできたらもっと気軽に利用できるのにな。

その他、子供を遊ばせる部屋やペットを遊ばせる部屋もあり。
トイレはウォシュレット。

朝夕二食(別料金)。
バイキング。

Wi-Fiなし。
陸地の近くを航行している時は電波が入る。

至れり尽くせりのサービス、しかもすごくきれい。
こんなフェリーは国内外問わず初めて。

客層は、日本人も多いがアジア系外国人も多し。
ふつうの観光旅行だったら、飛行機の方がはるかに手っ取り早い。
こんな船旅は日本人の間でもメジャーではないはずだが、外国人たちはよくこんなフェリーの情報を得られたもんだな。

アナウンスは日本語のみだし、外国人にはわかりにくいことも多かろう。
そういえば大浴場では外国人は見なかったな。

出港と入港の際に、船長から日本語と英語でのあいさつが放送されたが、あまりの英語の発音の悪さに、聞いてて恥ずかしくなった。

大洗に到着。
さすが日本、こんな長い航海でもスケジュール通りの時刻。

においが違う。
おそらく、植物が発するにおい。
埃や湿気などが生成する微細なにおいもあるかな。
まもなく麻痺して、何も感じなくなる。

海外の旅でも、飛行機でワープして降り立つと、その土地の独特のにおいに気づく。
主に植生だったり、未発展な国だと粗悪な排気ガスだったり、薪で火を起こす煙のにおいだったり。

14℃。
夏。
完全衣替え。
人々は冬の格好をしている。

梅。



東京都墨田区

2427km



このブログの人気の投稿

旅再開

札幌生活