11月初旬で積雪。

会社まで7.2km。
ふだんは自転車通勤だが、雨や雪の日は徒歩通勤。
自分が濡れるのはかまわないが、愛車を汚したくない。

KEENのサンダルは、もちろん雪道仕様ではないが、そこそこ滑らないし歩きやすい。
さすがKEEN。

7kmだと約1万歩、往復14km、プラス仕事中の歩きも含めると、1日で3万歩ほど歩いている。

雪道では、靴屋のラインナップも違う。

地元民でも滑って転ぶことはめずらしくないらしい。

後付けのスパイクもある。

5000円ほどの防滑シューズを買ってみた。
これでも、ツルツルに凍った路面だと滑る。
あとは、カンと運動神経を鍛えるしかない。

路上には、滑り止めの砂が設置されている。

市街中心部では、ロードヒーティングによって積もらないようになっている箇所もある。

多くのサイクリストがツーリングに訪れる北海道だが、自転車屋はとても少ない。

そもそも地元民の自転車人口が少ない。
冬になると乗れなくなるからなのか、自転車は夏季のみの限定的な乗り物で、自転車に対する理解度も低い。
ホームセンターの自転車売場も夏季のみだし、駐輪場も冬季は閉鎖される。

同じ雪国でも北欧では、シュワルベのスタッドタイヤを履いた人たちが颯爽と自転車通勤している光景が印象的だった。
北海道は車の依存度が高く、たかだか7kmの自転車通勤でも驚かれる。

でもこの店では、シュワルベのスタッドタイヤが各サイズ取りそろえてあった。



12月。
窓拭きの外仕事もぼちぼち限界。
水が凍ってしまうからだ。
車のウォッシャー液を洗剤水に混ぜて、凍結を防いだりする。

日中でも氷点下。
一日スッキリ晴れる日は少なく、雪が降らない日はないといってもいいぐらい。

根雪という言葉を、こっちに来て初めて知った。
11月は、積もっては溶けての繰り返しだったが、これからはベースとなる根雪に降り積もり、除雪しない限り地面が露出することはない。

時々、仕事で運転する。
車線が見えない。

僕はもちろん雪道ドライブ初心者。
地元民でも事故るのはめずらしくないらしい。
ルールを守って注意していても事故を避けられない時がある、ハイリスク。
それでもせっかく北海道に来たのだから、多少なりともスキルを身につけたい。

ルーフに積もった雪が滑り落ちてくることも。


必需品である雪かきアイテム。

ホームセンターでは小型除雪機が店頭に。

コンビニの駐車場では早くもこんな雪山。

多くの住居に、はしごが付いている。

建物の屋上に積もった雪がせり出してくる、雪庇という現象がある。
この雪庇が落下して通行人に当たるのを防ぐため、雪庇除けという柵が屋上に設置されている。

ここでは西風が優勢なので東側に雪庇除けが設置されていることが多いらしい。
屋上からロープをたらす時、これが障害になることがある。
強度はあまりないので、これに体重を乗せると壊してしまう。


「雪を捨てないで」なんてフレーズも初めて。

窓清掃のシーズンが終わると、高所の雪かきが仕事となる。

ここは当別町。
札幌の隣町だが、積雪レベルが違う。
これ、一応階段です。

足腰の強さとスタミナはある方だが、道民たちの方が作業が早い。
雪かきにも慣れとコツがあるようだ。

僕にとってはすべてが新鮮で、仕事中も興奮して写真をパシャパシャと撮りまくっているが、道民たちにとって雪は厄介なものでしかないらしく、憂鬱な様子。

実際、除雪や暖房にかかるコストは途方もない。



北海道が日本になる以前、アイヌの人々はこんなところで一体どうやって生き延びてきたのか。
いつも気になってしまうのだが、ふだんアイヌのことが話題に上がることはまずない。

16時で日没。


世界の豪雪都市トップ3

1位 青森市 (年間降雪量7.92m)
2位 札幌市 (4.85m)
3位 富山市 (3.93m)

札幌市の人口は195万人。
100万人規模の大都市としては、札幌は世界一の豪雪都市といえる。



生足で歩いているのは女子校生と僕ぐらいのもんだ。





北海道札幌市



このブログの人気の投稿

旅再開

札幌生活